出版社内容情報
日本経済悲観論が横行する中、日本の製造業はいまだ世界のトップレベルである。99年後半は製造業が牽引車となり、景気は回復する。 不景気、不景気といいながら、日本のGDPは500兆円前後。国民一人当たりにすると400万円であり、EU、アメリカよりも上である。にもかかわらず、ここ数年国内外で喧伝されてきたのは「日本経済は最低で、行く先は暗い」ということばかりで、日本のこの大きなGDPがどのようにして実現されたのかという議論はほとんどない。 金融不安を根拠に、日本経済悲観論がまことしやかに論じてこられたが、金融業界がGDPの中でどのくらいの割合を占めているかというと25兆円で、わずか5%。製造業は125兆円で、25%である。しかも、その実力はいまだ世界のトップレベルにある。 その製造業は不況になると死に物狂いで合理化、コストダウンを行う。そして新しい技術を開発し、画期的な新製品を出す。その企業努力が昨年暮れ頃から市場にあらわれはじめている。景気回復の牽引車である日本製造業の実力を例示しながら、日本経済再生の見通しを語る。
内容説明
心理不況はもうやめよう!日本経済の悲観論を排す。
目次
序章 1999年の大予言
第1章 日本経済は大丈夫・これだけの理由
第2章 オンリーワン企業奮闘記
第3章 日本の物づくりはこうして発達した
第4章 消費マインドに火をつける法
第5章 こうなる!再生日本
第6章 こうして陽はまた日本から昇る
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- 和書
- 植物記 ちくま学芸文庫