出版社内容情報
しあわせがいっぱいの国、イタリアへようこそ! 楽しい田舎暮らし、家探し、おいしい食事……イタリアの隠れた魅力をふんだんに紹介。 前著『イタリアン・カップチーノをどうぞ』で、一躍イタリアンエッセイ・ブームを巻き起こした著者、内田洋子。かの山本夏彦氏がその才能を認めただけあって、すっかり人気者になった著者が、今も連載や取材で超多忙な毎日を送っている。 今回の第二弾エッセイも、前回同様肩のこらない、イタリア感覚いっぱいの内容になっている。とりわけ面白いのが、何事も予定通りに進まない、この国の不思議。待ち合わせ時間からビジネスにいたるまで、予定通りに行かないにもかかわらず、なぜかこの社会が成り立っている。まさに、これがイタリア流と言わんばかり。トラブルを恐れていては、この国では暮らしていけないのだ。 イタリアの田舎暮らし、自転車レース、ミラノの家探し、九月の浜辺、24万本のバラ……今回もまた住んでみなければわからないイタリアの魅力がいっぱいである。前回あった本文イラストは今回一切排除。しかし文章だけでも十分面白い。
内容説明
何事も予定通りに進まない。それがこの国のおもしろさ。ここは暮らすほどにおいしく、おもしろい。
目次
1 本音の国、イタリア
2 イタリア暮らしの心構え
3 トラブルなんてこわくない
4 闇の世界をのぞいてみれば
5 イタリアの田舎はおもしろい
6 イタリアでみる夢、かなう夢
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
115
この本は1に続いてなのですが今から20年前くらいに書かれたものです。最近のイタリアの状況はどうなっているかあまりよくわからないのですが、この本には筆者がイタリアの生活を楽しんでいる様子がうかがえます。いいかげんでちょっとした悪さなどを容認する状況などがよく描かれています。むかしの日本のような感じもあって懐かしさを感じます。2019/12/08
ささのは
6
気軽に読める良書。海外は日本に比べてこんなに素晴らしくて、という本ではない。イタリアはこんなに駄目なところがあって困るけど、魅力もたっぷりでチャーミングという素直な観点から書かれている。現地の生活がわかって興味深かった。日本では考えられないほど、ちょっとしたことに労力と根気がいるイタリアに住むのは大変そうだが、遊びには行きたくなる。この作者の違う本も読んでみたい。2015/08/11
ハル
2
ミラノの太陽~を読み、イタリアの陽気な雰囲気、霧に包まれたミラノのしっとりとした情景が浮かぶようで、なんて引き込まれる文を書く方だろうと思いはまりました。ミラノの太陽~は、何となく冬のイタリアというか、大人なイタリアの印象だったが、こちらはボンジョルノ!こちらミラノ!的な雰囲気で、カラッと明るく陽気なイタリア。真逆の雰囲気で最初はビックリしたけれど、文章の巧さ、惹き付ける力は変わらず、おもしろい。やはり魅力的なエッセイ。2015/05/19
まっちゃき
2
塩野七生のように高ビーではなく、須賀敦子のように説教臭くもなく。 年齢が近いせいか気軽にたのしめた。 でも、自分にはイタリアは無理だとつくづく思った。2013/11/26
Ai
1
1999-591999/01/01
-
- 電子書籍
- 夜を裂いて、ひとりぼっちの君を見つける…
-
- 和書
- 大図解九龍城