さらば!10年不況

さらば!10年不況

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569605616
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0030

出版社内容情報

  99年後半、デフレスパイラルは加速し、失業率は6?7%、貸し渋りは深刻化、3年連続のマイナス成長へ。この危機に覚悟を決め、生き残る方策を説く。  緊急経済対策で金融問題も一時的に山を越え、安堵感が漂う日本経済。 しかしこのままでは99年後半には、確実に次の危機に襲われると著者は言う。なぜそうなのか。 本書では、「10年不況」を「3つのデフレ圧力」によるものと解説している。そして99年後半にはまず、2001年4月からのペイオフに対応した、銀行の「貸し渋り圧力」が再び強まる。さらにサバイバルゲームに勝つために、企業の「リストラ圧力」が益々強くなり、同時にバランスシート改善のため、不良債権処理も活発化し、土地があふれ「地下下落圧力」が増す。「3つのデフレ圧力」がいっそう強まるとさらなる危機に陥ると論じる。この危機に対し著者は、?郵便貯金、?公共事業の改革、?地域主権の実現、?賃下げを前提とした「新雇用協定」の実施という4つの急所を押さえ、危機を本当に打開すべき、と提案する。 「第二の創業」を呼び込むため、日本企業と日本人に覚悟と覚醒を促す一冊。  

内容説明

本書は「さらば!10年不況」と、政府や経営者そして国民が真剣に長期停滞に訣別しようとの決意を持てば、1999年度から2001年度の「三年間のリシャッフル期間」を経て、実質成長率3パーセント台の自律的成長軌道に復元する可能性があるとのシナリオを提示するものである。

目次

第1章 日本経済は底入れしたのか(「変化の胎動」は本当か;オイルショック危機と90年代危機の相違;「二番底リスク」の危険性)
第2章 誤り続けるカルテと処方(なぜ「誤ったカルテ」が書かれ続けるのか;誰も理解できなかった「バブルの崩壊」;二つの「過去清算」)
第3章 急所をはずした、甘い経済再生策(「画餅」に終わるか経済再生戦略;覚醒と覚悟なき日本人;待ち構える「静かなる衰退」)
第4章 1999~2001年・日本復活の岐路(前門の虎、後門の狼;「ジャパン・リシャッフル1999―2001」私案;郵便貯金と公共事業の急所を押さえる ほか)

最近チェックした商品