秋山真之―日本海海戦の名参謀

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秋山真之―日本海海戦の名参謀

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569605142
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

  日露戦争が勃発すると、日本海海戦で妙策を提案、みごとロシアのバルチック艦隊を撃滅した秋山真之。その気骨と人間味あふれる生涯。  今、高橋是清の経済政策が注目をあびている。長引く不況を反映して、経済大国・日本の礎を築いた人間が見直されているからであろう。この是清の教えを受けたのが他ならぬ秋山真之であった。この時期の日本には異様な熱気があった。是清はもちろんのこと、外相・小村寿太郎,海軍を率いる東郷平八郎など、気骨あふれる明治の男たちがキラ星のごとく輩出したのである。 海軍参謀・秋山真之は奇人と言われていた。頭はすこぶる良かったが、放屁や間食などの奇行が目立つ存在だった。おそらく現代社会、あるいは昭和の海軍であったら、このような組織になじまない人間は、軍隊から排除されていたであろう。しかし、明治の海軍は違った。素行はどうあれ、優れた頭脳を登用するだけの度量が当時の社会にはあったのである。 日露戦争を契機として、それほど馬鹿にされていた日本は、一躍西洋先進国と肩を並べる国になった。それを成したのが秋山や明治の男たちだった。  

内容説明

秋山の補佐役、飯田少佐は真之のことをこう評した。「あの人は確かに頭がよい。だから名参謀である。しかし頭がよくなければ、単なる奇人にすぎない」連合艦隊の中でひときわ異彩を放った秋山真之。その才能を生かす土壌が当時の日本海軍には確かにあった。高橋是清、小村寿太郎、正岡子規ら明治の一流人たちと共に生き、日本の名を世界に知らしめた男の生き方とは。日露戦争における海上作戦のほとんどを案出し、みごとバルチック艦隊を撃滅した天才参謀・秋山真之。その気骨あふれる生涯。

目次

序章 敵艦、見ユ
第1章 新時代の夜あけ
第2章 明治の青春
第3章 海軍兵学校の歳月
第4章 日清戦争
第5章 アメリカへの留学
第6章 作戦の研究
第7章 ロシア帝国の動静
第8章 赤い夕陽の満州
第9章 日本海の大海戦
第10章 副長と艦長の仕組み
第11章 孫文との出会い
第12章 残照、映ゆ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にゃんこ

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今年度の坂の上の雲に向けて。昔の強い日本人を感じる。見習いたいものだわ。2010/11/18

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