出版社内容情報
論理学は見慣れない記号や式だらけで難しそう、というイメージを一新。いざというときに論理的になることができる能力を、インフォーマル・ロジック(非形式論理学)を通して身につける。
内容説明
実践的な論理学を学ぶ。論理学は見慣れない記号や式だらけで難しそう、というイメージを一新。いざというときに論理的になることができる能力を、インフォーマル・ロジック(非形式論理学)を通して身につける。
目次
第1部 論証の基本(論証とは何か;論証を評価する ほか)
第2部 仮説と検証(アブダクションあるいは最良の説明への推論;仮説検証型論証)
第3部 演繹と定義(論理語―演繹論理の基本的語彙;定義と論理)
第4部 帰納(帰納的一般化とその周辺)
第5部 因果と相関(ミルの方法―原因を推論する;記述統計学と論証―観測されたデータについて何事かを主張する)
著者等紹介
倉田剛[クラタツヨシ]
1970年生まれ。九州大学大学院人文科学研究院教授。慶應義塾大学文学部卒。パリ大学第1校メトリーズ課程、パリ大学12校DEA課程を経て東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はオーストリア哲学、分析形而上学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masabi
11
【概要】非形式論理学での論証の基本から因果と相関までを解説する。入門編【感想】非形式論理学とは記号を使わずに自然言語など扱う論理学を指す。野矢茂樹さんの「論理トレーニング」に近い一冊だ。論証の基本では先日読んだ「反論の技術」よりも踏み込んでおり、良い確認になった。これは入門編だが基礎編も近いうちに出版されるそうなので、そちらも読んでみたい。2022/10/07
zunzun
4
去年ぐらいによんだ記憶がある。分析哲学系の哲学者達の本を読んでいると語の注釈にこの本があげられていることが数度あり、気になって読了したのであった。我々が何らかを論証する際に使っている思考、論述の仕方、頭の働かせ方、こういったものには名称があり、その論理語の定義や使い方などを例文でもって説明してくれている。自分が文章を書く際、あるいは他人の文章をみるとき、これらの論理語を押さえておくと相手の自他の欠点に気づきやすくなる。早く続編がよみたい。2024/05/07
愛楊
2
2022年。九州大学の講義「哲学と論証」が元になっているらしい。"Introduction to Inductive Logic" あたりの邦訳と考えるとよい。私には全く新しい内容が無かった。規範的定義は概念工学の話だし、権威による論証は徳認識論の話だよね……。次巻は「基礎編」らしい。2024/12/21
Go Extreme
1
論理は重要なのか 論証の基本: 論証とは何か 論証を評価する 演繹的な妥当性と帰納的な強さ 評価基準の違い 健全性と信頼性 評価を実践する・反論の練習 代表的な論証形式 仮説と検証: アブダクション・最良の説明への推論 仮説検証型論証 演繹と定義: 論理語─演繹論理の基本的語彙 定義と論理 定義概念について 帰納: 帰納的一般化とその周辺 権威に訴える論証と対人論証 因果と相関: ミルの方法─原因を推論する 記述統計学と論証─観測されたデータについて何事かを主張 標準化およびデータの線形変換 相関分析2022/05/11
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