出版社内容情報
「やさしい」「純粋」「まじめ」ゆえに抱えてしまう心の危機とは? 傷つきやすい心理を読み解き、未成熟から脱皮する処方箋を説く。 本書のテーマは、他人との関係において傷つくことを恐れて「いい人」になってしまう結果、自分を失い、自分の本音すらわからなくなる状況を変革したいというところにある。「ノー」といえない人、怒りを表せない人、使命感の強い人……。ひと言でいえば「やさしい」のである。 しかし、精神科医である著者は、そのやさしさの裏側にひそむ「弱さ」を指摘する。「私はなまじ人が良いために、世の中で成功できない」などと弁明する人は、うつ病や不安障害に陥りやすい。そのような人々は、あるいは「自己愛性人格障害」「回避性人格障害」などと分析することもできる。 また、ほめられ続けて育つ「いい子」の危機、不倫という勘違いのやさしさに溺れた女性の話など、数々の症例を紹介する。 本当の「いい人」になるためには、生きる技術、生きるストラテジー(戦略)を身につけることが必要なのである。 多くの現代人にとって思いあたる節のある、精神分析の書である。
内容説明
「やさしさ」と「弱さ」の精神分析。
目次
序章 「いい人」であることの不安と自信
第1章 「やさしさ」と「弱さ」の精神分析
第2章 心の病にかかりやすい性格
第3章 「こころの専門医」を訪ねる
第4章 傷つきたくない「いい子」の危機
第5章 「いい人」よりも「必要な人」となるために



