出版社内容情報
歴史文学数々の傑作で、広く日本人の心に残る司馬遼太郎初の箴言集。人間とは何か、日本とは何かを問い続けた国民作家のすべて。 人の世とはいかなるものか? 日本と日本人の行く末は? 本書は、独自の歴史観と日本人観をうちたて、さきごろ急逝された国民的作家・司馬遼太郎氏の初の箴言集である。 全編は6項目。項目の内訳は、「人間とは何か」「組織から社会へ」「夢と生きがい」「日本と日本人」「等身大の英雄たち」「男と女」。 「人は、その才能や技能というほんのわずかな突起物にひきずられて、思わぬ世間歩きをさせられてしまう」「陽気になる秘訣は、あすはきっと良くなる、と思いこんで暮らすことです」「人間のいのちなんざ、使うときに使わねば意味がない」「時勢に乗ってくるやつにはかなわない」など307の言葉。 申し述べたいこと、がある、伝えたいこと、がある。耳を傾けてもらいたいこと、がある。それゆえ、小説を書く。それが作家司馬遼太郎の姿勢だったという。本書は、そんな今世紀の巨人が生涯をかけてのこした、混迷の時代に大いなる遺産(ヒント)である。
内容説明
待望!初の箴言集 人の世とはいかなるものか?日本と日本人の行末は?混迷の時代に大いなる遺産、307の言葉。
目次
人間とは何か(情熱と勢い;人生の大事とは ほか)
組織から社会へ(権力と金と悪;歴史と正義 ほか)
夢と生きがい(生死の差;男子の本懐 ほか)
日本と日本人(日本軍部の失敗;日本の支配層 ほか)
等身大の英雄たち(信長と家康;天下人秀吉 ほか)
男と女(惚れるとは;嘘と誠 ほか)
感想・レビュー
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優希
カブトムシ
カブトムシ
michu
hinotake0117