出版社内容情報
『ノンフィクション劇場』をはじめ、“テレビ第一期生”としてドキュメンタリーの地平を切り拓いた伝説的プロデューサーの生涯。
鈴木 嘉一[スズキ ヨシカズ]
著・文・その他
内容説明
テレビは何を目指したか。『ノンフィクション劇場』『ベトナム海兵大隊戦記』『すばらしい世界旅行』。圧倒的熱量でテレビの地平を切り拓いた傑物の足跡。
目次
序章 最後のインタビュー
第1章 龍ケ崎から早稲田へ
第2章 テレビの一期生
第3章 『ノンフィクション劇場』誕生
第4章 『ベトナム海兵大隊戦記』放送中止事件
第5章 日本映像記録センター旗揚げ
第6章 映像人類学の確立
第7章 アジアと戦争
最終章 生涯現役を貫く
著者等紹介
鈴木嘉一[スズキヨシカズ]
1952年千葉県生まれ。放送評論家、ジャーナリスト。75年早稲田大学政治経済学部を卒業、読売新聞社に入社。文化部主任、解説部次長、編集委員などを経て2012年に退社。1985年から放送界の取材を続け、文化庁芸術祭賞審査委員や放送文化基金賞専門委員、日本民間放送連盟賞審査員などを務める。放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会委員。放送批評懇談会理事。放送人の会理事。日本記者クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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midnightbluesky
8
牛山におけるドキュメンタリーの本なので主題からそれていない。でも…ところどころに牛山とその家族の妙にひっかかった記述があってこれは何なのか?と思った。しかしその部分に触れなくても牛山とドキュメンタリーの関係は充分に書かれているので読み応えはありました。2016/10/30
JunTHR
3
牛山純一といえば「ノンフィクション劇場」のイメージだけであったという無知を恥じ入ってしまうばかりの、テレビ史上に燦然と残すべきとんでもないまでの活躍。なによりもまずその作品を観なければと思わせてくれた。その生涯は、すなわちテレビドキュメンタリー史の展開と重なり、必然的に証言者や関係者たちの紹介や略歴にもかなりの項が割かれてしまうことで、評伝としての読み辛さにもなり得るが、興味深い話ばかりであり、これはこれで良しとしたい。「牛山純一とその時代」を余すとこなく描こうとする著者の熱量、エライ!2016/10/09
onepei
2
漠然とだが(だけ)人物がつかめた気がする。2016/11/10
takao
1
ふむ2021/03/14
tkm66
0
大変興味深い内容。テレビ創世記の雰囲気が伝わって来る。にしても乱暴な時代があったモンですね。2016/10/09