出版社内容情報
従来のインフレ政策とは異なる「デフレ」不況の経済政策を主張し続ける著者が、現状に即応した分析とデフレ脱却のための処方箋を示す。 大盤振舞のケインズの政策の度重なる出動にもかかわらず、いっこうに回復の兆しをみせないのは、戦後初めて日本経済が患った「デフレーション」という厄介な病のためなのだ。本書ではこの平成不況を「現代デフレ」と命名し、その正体を明らかにしていく。 「現代デフレ」の特徴は70年前の「古典デフレ」による大恐慌とはまったく異なる「創造的破壊」型不況である点である。また、今日の日本経済は「重度デフレ・スパイラル」を縮小化する3つの抵抗力を潜在的に持っている。では、この政府、企業、家計はどうすればその抵抗力を発揮できるのか? 現代デフレの特性を解読することで、デフレ時代の対応、さらに経済政策の可能性を探り出す。 目次より●長引く平成不況の正体 ●「現代デフレ」とは何か ●グローバル・デフレ ●企業と消費者のデフレ戦略 ●デフレーションの経済政策。 その方策を探るとともに、21世紀の日本経済を展望する力作評論である。
内容説明
大盤振舞のケインズ政策の度重なる出動にもかかわらず、いっこうに日本経済が回復力を取り戻せないのはなぜか?本書ではこの平成不況を「現代デフレ」と命名し、その正体を明らかにする。「現代デフレ」は70年前の大恐慌と異なる「創造的破壊」型不況であり、また、今の日本経済は「重度デフレ・スパイラル」を縮小化する抵抗力を潜在的に持っている。では、政府、企業、家計はどうすればその抵抗力を発揮できるのか?その方策を探るとともに、21世紀の日本経済を展望する力作評論である。
目次
第1章 長引く平成不況の正体
第2章 「現代デフレ」とは何か
第3章 グローバル・デフレ
第4章 企業と消費者のデフレ戦略
第5章 デフレーションと経済政策
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