内容説明
古着屋紅堂を営む新見真白の手許には、直衣姿の公達・九条實親の住まう数珠がある。長屋に住む小鉄が持ち込んだ妹・りんについての相談を聞き、實親は自身の妹のことを語り出す。何故彼は数珠に「いる」のか。そこには、妹に絡んだ悲しい因縁があった。―入内した桔梗は生霊に苦しめられていた。陰陽師が封じようとするが相手の力は強く、ついにその手は…。
著者等紹介
玖神サエ[クガミサエ]
山口県出身。エブリスタに掲載した『古着屋紅堂 よろづ相談承ります』シリーズでデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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