出版社内容情報
『枕草子』から『論語』まで、試験に必ず出る18の作品を入試問題を交えて紹介。古典読解に必要な「すべての知識」が同時に身につく本。 古典を学ぶとは、時代を越えても変わらない「私たちのこころ」を見つけること。もっとおおらかに古典に接すれば学ぶことが楽しくなり、また自然と知識が身につくだろう。本書では『枕草子』や『徒然草』など、試験によく出るおなじみのものから、『小倉百人一首』『醒睡笑』といったものまで、有名作品を19紹介している。第一部では厳選された入試問題を紹介し、その問題を解くための基本知識と攻略ポイントを丁寧に解説。7日間で古典読解の基礎を身につけることができる。第二部は応用編で、知識だけでは解けない内容把握に重点をおいた問題が中心で、作品の魅力を十分に味わいながら実力アップをはかれる内容になっている。それぞれイラストや漫画を豊富に盛り込み、今までにない楽しい雰囲気の参考書になっている。「古典通」になれば、人生を豊かに生きられる。忙しい現在を生きるビジネスマンにも是非読んで欲しい一冊だ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
acesmile@灯れ松明の火
7
古典(古文、漢文)を手っ取り早く勉強したいと思ったらこの本はお勧めです。高校入試での国語は古典が(配点はそんなに高くないが)必ず出題される。しかも設問が簡単なので絶対に点の取れる、逆に言うと絶対に落とせない大問だと思う。現代語訳さえできれば聞いていることはとっても単純な場合が多い。「これは誰が誰に入った言葉か」とか「この文の主語は何か」とか幼稚園生でも解ける問題がよく出る。この本では入試でよく出る古典の例文と問題を通して誰でも理解できるようにできているので是非お勧めしたい。2011/10/05