出版社内容情報
日本経済は今、本当にどん底なのか。米・欧・アジアとの比較から日本の実力を再認識し、モノ作りなき米国金融資本主義に警鐘を鳴らす。 いまアメリカ経済は非常に好調である。しかしその好調さは脱工業化の過剰な進展がもたらしたものという見方もある。アメリカは大丈夫か、また日本は、世界は。本書では、豊富なデータに基づき、米、欧、アジアを「ものづくり」経済の視点から斬り、根なき金融資本主義に警鐘を鳴らす。初めに、破綻が見え始めたアメリカの状況を報告する。アメリカを繁栄させた“生態系”経済のワナ、好景気を支える労働者の低賃金、米国債の大半を日本と中国が握るという危うさ、など米経済のアキレス腱が明らかにされる。そして日本の技術力に怯える米国の様子や、ドルが基軸通貨として揺らぎ始めた現状にも触れる。次いで、次世紀を模索する欧州や、混迷のアジア再生の可能性を検討し、世界から寄せられる日本への期待の大きさが明らかになる。バブル経済に振れまわされることなく、経済の基本「ものづくり」精神の大切さを見直すことを説く。新しい繁栄への道を探る。
内容説明
バブル経済に振り回されるな!金融危機への不安が世界に広がる中、「ものづくり」精神の大切さを見直し新しい繁栄への道を探る。
目次
第1章 破綻が見えはじめたアメリカ
第2章 二十一世紀を模索するヨーロッパ
第3章 アジアは本当に再生できるのか
第4章 技術があるかぎり、日本は沈没しない
終章 経済発展の大原則
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- 和書
- タルムード入門 〈2〉