出版社内容情報
秦帝国を打倒した、剛力無双の英雄の生涯。
秦帝国を倒した後、劉邦と天下の覇権争いを繰り広げた項羽。戦えば必ず勝ち、攻めれば必ず破った、百戦錬磨の武将の波瀾の生涯を描く。
虞美人の名とともに、鴻門の会、四面楚歌の故事でも馴染みの深い名将・項羽。劉邦との激烈な楚漢抗争の史実は、司馬遷の大著『史記』のなかに記録され、その記述をもとに多くの文学が生み出されてきた。本書は、東洋史学者である著者が、文学的創作をできるだけ排し、『史記』の内容に即して、中国史に輝く百戦錬磨の英雄の生涯をみずみずしく描ききっている。
▼始皇帝が病没すると、多くの英傑たちが秦に反旗を翻した。その中で一際強烈な光を放ち、頭角を現したのが、名将項燕、項梁の血を受け継ぐ項羽であった。楚で旗揚げした彼は、秦帝国を打倒した後、漢中に追いやったもう一方の雄・劉邦と壮絶な天下の覇権争いを繰り広げていく。
▼勇敢なることこの上なく、加えて天賦の将才があり、独断専行、猪突猛進し続けた将軍・項羽。その人となりを、張良・韓信・彭越・黥布ら多彩な人間群像をからめつつ余すところなく描いた、著者渾身の力作評伝である。
[1]快男子項羽
[2]秦の始皇帝
[3]反乱軍の蜂起
[4]正義の旗じるし
[5]鴻門の会
[6]西楚の覇王
[7]反楚勢力の結集
[8]力と知恵の戦い
[9]四面楚歌
[10]英雄項羽の最期
内容説明
始皇帝が病没すると、多くの英傑たちが秦に反旗を翻した。その中で一際強烈な光を放ち、頭角を現したのが、名将項燕、項梁の血を受け継ぐ項羽であった。楚で旗揚げした彼は、秦帝国を打倒した後、漢中に追いやったもう一方の雄・劉邦と壮絶な天下の覇権争いを繰り広げる。張良・韓信・彭越・黥布ら多彩な人間群像をからめつつ、中国史に輝く百戦錬磨の英雄の生涯をみずみずしく描く力作評伝。
目次
1 快男子項羽
2 秦の始皇帝
3 反乱軍の蜂起
4 正義の旗じるし
5 鴻門の会
6 西楚の覇王
7 反楚勢力の結集
8 力を知恵の戦い
9 四面楚歌
10 英雄項羽の最期
著者等紹介
永田英正[ナガタヒデマサ]
昭和8年鳥取県に生まれる。昭和32年京都大学文学部東洋史学科卒。昭和37年京都大学大学院博士課程修了。現在京都大学名誉教授
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韓信
MUSAN11383594