PHP文庫<br> 私はいかにして「日本信徒」となったか

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PHP文庫
私はいかにして「日本信徒」となったか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569579702
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0130

出版社内容情報

日韓のはざまで何を想い、悩み、決断したのか。

「反日」韓国人が、学びの地として日本を選び、ベストセラー『スカートの風』を著し、日本定住を決意するまでに思い悩んだ魂の遍歴とは。

今から20年ほど前、アメリカ留学を志す一人の韓国人女性が、当時本国ではビザが取りにくかったため、日本を足場に渡米しようと、まず日本への留学を決意した。彼女が降り立った「悪の国・日本」の印象は、本国で学び、聞かされていたものとは違い、意外にも好感の持てるものだった。

▼勉学にいそしむ彼女に大きな転機が訪れた。来日して8年の歳月が経とうとしていた。ホステスとして働く韓国人女性に日本語を教えつつ、彼女たちの日本での生活を描いた『スカートの風』がベストセラーになり、一躍マスコミの寵児になったのである。しかし、本国での評判は必ずしも好意的ではなかった。いや、むしろ「母国の恥をさらした」として非難が集中、彼女は架空の存在であるとまでいわれた……。

▼そんな彼女がいつしか「悪の国」と刷り込まれていた日本での定住を考え始める。その間、彼女の胸に去来したものとは。日韓のはざまで揺れ動く魂の遍歴を綴った感動の半生記。

●プロローグ はじめて知った日本 
●第1章 不思議な国の住人たち――東京下町の生活 
●第2章 どこまでも深い日韓の谷間――アイデンティティの喪失 
●第3章 転機のための『スカートの風』――生きられる場所の手応え 
●第4章 済州島の女たち――その逞しき生活力の秘密 
●第5章 島から半島へ――軍人・学生として生きた日々 
●エピローグ 定住すること

内容説明

アメリカ留学を志す韓国人女性が、日本を足場に渡米しようと、まず日本への留学を決意した。彼女が降り立った「悪魔の国・日本」の印象は、意外にも好感のもてるものだった。そして初の著書『スカートの風』がベストセラーに。一躍マスコミの寵児になった彼女は、いつしか日本定住を考え始める。その間彼女は、何を思い考え、決断したのか…。葛藤を超え自立した自らの魂の遍歴を語った感動の半生記。

目次

プロローグ はじめて知った日本
第1章 不思議な国の住人たち―東京下町の生活
第2章 どこまでも深い日韓の谷間―アイデンティティの喪失
第3章 転機のための『スカートの風』―生きられる場所の手応え
第4章 済州島の女たち―その逞しき生活力の秘密
第5章 島から半島へ―軍人・学生として生きた日々
エピローグ 定住すること

著者等紹介

呉善花[オソンファ]
1956年、韓国・済州島生まれ。韓国女子軍隊体験をもつ。83年に来日し、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程(北米地域研究)を修了。現在、執筆のかたわら拓殖大学日本文化研究所客員教授。著書に『攘夷の韓国開国の日本』(文芸春秋、第五回山本七平賞受賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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結城あすか

0
意外だったのは著者に軍歴があるということかにょ。もちろん、韓国に徴兵制があると言っても徴兵対象は男子だけだから、女子は完全に志願兵制度みたいだけど……相当に活発的な性格の人だったみたいにょ。2003/10/02

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