出版社内容情報
会う・逢う・遭う…意味の違いが一目瞭然の本。
会う・合う・遇う・逢う・遭う……。同じ「あう」でも使い方を間違えると思わぬ恥をかく。豊富な事例満載の、漢字に強くなる本の決定版。
どうやら十年おきくらいの間隔で「日本語ブーム」というものが来るらしい。いまはその何度目かのブームである。声に出して読むことの有効性を説くものから、雑学的に語源を解説したものまで、内容は種々様々である。
▼ところで、その日本語ブームの中にあって、本書はとりわけ異彩を放つ一冊といってよい。というのは、オフィスでも家庭でも、もはやパソコンは一人に一台の時代になった。キーボードを叩けば、「読めるが、書けない漢字」が誰でもたやすく文章に使うことができる。しかし、日本語ほど「同音異義語」「同訓異義語」が多い言語はない。そこで起こるのが「変換ミス」という厄介な問題だ。
▼たとえば、「保証」と「補償」と「保障」。似ているが使い方を誤るととんでもないことになる。本書は使用頻度の高い同音異義語・同訓異義語の使い分けを具体的な使用例を挙げつつ解説した、パソコン時代の必携本といってよい。まさに座右に置きたい一冊である。
内容説明
「あう」とパソコンのキーボードを叩くと、「会う・逢う・遭う・遇う・合う」と、5つの「あう」がズラリと出てくる。さて、「合う」はともかく、他の4つを状況に応じてどう使えばよいものやら。本書は、このような同訓、同音の漢字の使い分けを、具体的な用例を示し解説した、まさに微妙なニュアンスの違いが解る本。「どっちかな」と思ったら、迷わず本書を。日本語力を磨く座右の書。
目次
あしょう
あう
あがる
あく
あし
あずかる
あたい
あたたかい
あつい
あてる〔ほか〕