出版社内容情報
21世紀における、新たな「愛」の哲学的考察。
「愛」とは、人間の宿命である。これをどのように考えれば、生きることが楽になるのか? 現代人に提示する、哲学的考察。
「愛している」という言葉は、恋愛小説やドラマなどでは陳腐なぐらいよく使われるフレーズである。実際生活においても、私たちはこの言葉を、便利なものとして、さまざまな場合において使っているのではないだろうか? しかし、突き詰めて考えてみれば、「愛」とは、いったいどういうものなのか? このことは、古今東西の哲学者や作家たちが、それこそ大まじめに追及してきた、「人生における究極のテーマ」なのだ。私たちは、物事の価値観が揺れ動いている現代において、このテーマについていかなる考察をしておかなければならないのか。このような問題意識にたって書かれたのが、本書である。「男女の愛」から、より広い意味での「人間愛」にいたるまで、さまざまな角度から深く検証と考察を行い、読者の人生観や恋愛観、価値観にまで大きな揺さぶりをかけて行く。魅力にあふれた人生論である。
●第1章 「愛」とは何か
●第2章 「愛」をめぐる論点
●第3章 愛の諸側面
●第4章 愛の統合理論
内容説明
「愛」とは、いったいどのようなものなのか?私たちは、どこまで愛せばゆるされるのか?本書では、誰もが人生において必ずつきあたる「愛」という問題について、古今東西の先達の論考を検証しながら、その本質に鋭く迫ってゆく。「男女の愛」から、より広い意味の「人間愛」にいたるまで、さまざまな角度から深く考察が行われ、読者の人生観、恋愛観、価値観を強く揺さぶる、魅力にあふれた人生論。
目次
プロローグ 私は人を愛せない
第1章 「愛」とは何か
第2章 「愛」をめぐる論点
第3章 愛の諸側面
第4章 愛の統合理論
エピローグ 愛に未来はあるか
著者等紹介
飯田史彦[イイダフミヒコ]
1962年、広島県生まれ。1990年より、国立福島大学経済学部の助教授として、「人事管理論」を担当。人間の人生観について研究する経営心理学者。1997年、LONDON CITY UNIVERSITY BUSINESS SCHOOL(大学院)客員研究員。この間、筑波大学大学院経営システム科学、東北大学大学院経済学研究科、東北学院大学商学部などの講師を歴任。日本経営学会、日本広報学会、労務学会、組織学会、経営哲学学会、経営学史学会会員。米国経営学博士。現在、各地の医療・福祉・教育機関からの依頼に限って、ボランティア&チャリティ活動として「人生の意味や価値」に関する講演を続けている。180名を超える全国的な医師・看護師の研究会である「生きがいメディカル・ネットワーク」の顧問を務め、その著書や講演ビデオを医療ツールとして活用している病院も多い
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感想・レビュー
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