出版社内容情報
太平洋戦争の基本常識をおさえる入門書。
太平洋戦争について、新たに勉強してみたい人、断片的な知識を一つの流れに整理したい人に最適な、わかりやすい入門書。
2001年は、日本人にとって大きな課題が示された年であったと言える。その課題とは、「太平洋戦争についてどう考え、解釈するのか」というものだ。「新しい歴史教科書」問題、小泉首相の靖国参拝問題、集団的自衛権の発動の問題など、国民の意識が問われる現実が相次いで起きる中で、小林よしのりの『戦争論』という漫画が若者に支持されるなど、こと戦争については、多分に左翼的だった思潮に変化も生まれてきている。だが、今起きている変化の状況は、必ずしも良きものだとは言い切れない。知らなかったことを知らされた時に起きる、思想的傾斜であり、その意味で、冷静な思考に基づくものでない感情的なものに近いと言うのが現実的だろう。そこで本書では、「太平洋戦争とはどのようなものであったか」について、知識ゼロからでも理解できるよう、20の質問形式で説き明かしている。あえて、偏った議論や説は排したので、適当な入門書となっている。
●第1問 なぜアメリカと戦争したのですか。
●第2問 日本は勝てると思っていたのですか。
●第3問 日本はヒトラーと軍事同盟を結んでいたそうですが、どんなメリットがあったのでしょうか。 ほか
内容説明
太平洋戦争とは、いかなる戦争だったのか。日本はなぜ、その戦いに参加したのか。そして、どのような経過をたどり、ついには敗れたのか。このようなことは、大学で戦史を専攻でもしない限り、なかなか学ぶ機会はないので、流れがきちんと整理された知識を持つのは難しいものである。そこで、本書では、日本にとって太平洋戦争とは何だったのかを、わかりやすく解説する。
目次
なぜアメリカと戦争したのですか。向こうが攻めてきたのですか。よく、連合軍と言いますよね、アメリカだけではなかったのですか。ほかにどんな国がありますか。
日本は勝てると思っていたのですか。負けるかもしれないと思っていたのですか。
日本はヒトラーと軍事同盟を結んでいたそうですが、どんなメリットがあったのでしょうか。
東条英機や山本五十六という名前はよく聞きますが、どんな役割をはたした軍人ですか。
戦場にはどんなところがありますか。ミッドウェーとか、ガダルカナルとか、インパールとかは聞いたことがありますが…。
大和とかゼロ戦というのはホントに強かったのでしょうか。
日本に空軍はあったのですか。
日本の機動部隊は最初、真珠湾を奇襲したそうですが、ほかにはどんな戦いをおこなったのですか。
玉砕とか特攻というのは大体わかりますが、そんなに多くの玉砕や特攻がおこなわれたのでしょうか。
東京をはじめほとんどの都市が空襲を受けて焼け野原になったそうですが、無差別殺害ではありませんか。日本には防ぐ力はなかったのでしょうか。〔ほか〕
感想・レビュー
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kousei
渡辺強志
自然堂
セルジオ肥前
囧
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