出版社内容情報
世界で最も多くの米軍基地を抱え、米兵が駐留する日本。米軍のみならず、終戦後一貫して友軍の「国連軍」も駐留する。なぜ、いつから基地大国になったのか。米軍の裏の顔である国連軍とは。本書は新発見の史料をふまえ、占領期から朝鮮戦争、安保改定、沖縄返還、冷戦終結、現代の普天間移設問題まで、基地と日米関係の軌跡を追う。「日本は基地を提供し、米国は防衛する」という通説を覆し、特異な実態を解明。戦後史を描き直す。
内容説明
世界で最も多くの米軍基地を抱え、米兵が駐留する日本。米軍のみならず、終戦後一貫して友軍の「国連軍」も駐留する。なぜ、いつから基地大国になったのか。米軍の裏の顔である国連軍とは。本書は新発見の史料をふまえ、占領期から朝鮮戦争、安保改定、沖縄返還、冷戦終結、現代の普天間移設問題まで、基地と日米関係の軌跡を追う。「日本は基地を提供し、米国は防衛する」という通説を覆し、特異な実態を解明。戦後史を描き直す。
目次
第1章 占領と基地―忘れられた英連邦軍
第2章 朝鮮戦争―日米安保と国連軍地位協定
第3章 安保改定と国連軍
第4章 基地問題の転回と「日本防衛」
第5章 在日国連軍の解体危機
第6章 普天間と辺野古―二つの仮説
第7章 準多国間同盟の胎動
終章 二つの顔
著者等紹介
川名晋史[カワナシンジ]
1979年北海道生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門は、米国の海外基地政策。博士(国際政治学)。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科博士後期課程修了。著書、『基地の政治学―戦後米国の海外基地拡大政策の起源』(白桃書房、2012年、佐伯喜一賞)、『基地の消長1968‐1973―日本本土の米軍基地「撤退」政策』(勁草書房、2020年、猪木正道賞特別賞)、編著、『共振する国際政治学と地域研究―基地、紛争、秩序』(勁草書房、2019年、手島精一記念研究賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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