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前田利家の謎―なぜ生涯ナンバー2を貫いたのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569576183
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0134

出版社内容情報

常にナンバー2を貫いた、その処世観とは?

信長・秀吉・家康と三人の天下人に仕え、それぞれから厚い信頼を得た前田利家。天下を狙わず、常にナンバー2を貫いた、その処世観とは?

2002年のNHK大河ドラマは『利家と妻まつ』に決まった。主人公である前田利家だが、意外にその人物像や生涯は知られていないようだ。

▼戦国武将である利家は、桶狭間合戦などで活躍し、後に豊臣政権の五大老の一人として君臨した。

▼信長には少年期より側近として仕え、秀吉とは朋友として互いに助け合い、家康とは牽制しあいつつ豊臣家を支えあった。だが、それぞれ個性の異なる天下人三人に一目置かれ、また良好な人間関係を保てたのはなぜなのか。

▼本書では、そんな利家の謎めいた点に注目し、利家の人間像と魅力に迫る。

▼著者によれば、利家の素直で人に慕われる誠実な人柄が、下克上の時代にあって、絶大な信頼を得た理由だという。幾多の難題解決で示した優れた調整力も、正攻法を貫く利家ならではの所業だと賛辞する。

▼能力主義を重視する会社が増加する昨今、組織の人間関係をいかに生き抜くべきなのか、ビジネスマンの参考になるところも多いのではないか。

●第1章 下から這い上がった夫婦の処世 
●第2章 信長に鍛えられた発想と戦略眼 
●第3章 桶狭間合戦の戦略と利家のはたらき 
●第4章 組織の中でいかに評価されるか 
●第5章 実利か義理か、究極の選択 
●第6章 同僚は必ずライバルとなる 
●第7章 謀略を見抜いて対処する能力 
●第8章 乱世に生きる知恵に学ぶ

内容説明

加賀百万石の礎を築いた前田利家は、信長・秀吉・家康ら三人の天下人に一目置かれた戦国武将であった。だが彼らに関わり、歴史を動かした重要人物でありながら、その人物像は、いまだ多くの謎に包まれている。本書は謀略渦巻く乱世を、秀吉を忠実に支えるナンバー2として生き抜いた、利家独特の身の処し方に迫りつつ、妻まつとの逸話をまじえ、その人間的魅力をも浮き彫りにする。

目次

第1章 下から這い上がった夫婦の処世―利家とまつ、秀吉とねねの夫婦学
第2章 信長に鍛えられた発想と戦略眼―リストラされた二年間の空白の謎
第3章 桶狭間合戦の戦略と利家のはたらき―情報重視と不屈の精神で逆境を生き抜く
第4章 組織の中でいかに評価されるか―人に愛される性格と果敢な挑戦心をもて
第5章 実利か義理か、究極の選択―賤ヶ岳の合戦にみる人生の明と暗
第6章 同僚は必ずライバルとなる―佐々成政との確執と利家の調整力の秘密
第7章 謀略を見抜いて対処する能力―家康の謀略と利家の人生哲学
第8章 乱世に生きる知恵に学ぶ―利家の遺言と前田家のその後

著者等紹介

武田鏡村[タケダキョウソン]
1947年新潟県白根市生まれ。日本歴史宗教研究所所長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おサゲっち

0
今まで知っていた知識が前田利家とまつの視点で再整理された感じ。戦国時代にこんな生き方をしたなんて、立派なものだ。2017/02/18

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