出版社内容情報
激動の戦国時代を堂々と生きた男たちの素顔。 強烈な個性と魅力に富んだ戦国時代の男たち。信長・秀吉・家康から直江兼続・後藤又兵衛まで、武将三十人の真実の人生を描く歴史随筆。 戦国の世は、日本史上でもっとも男が輝いた時代だったのかもしれない。とりわけ戦国武将たちは、明日をもしれない日々に全能力を傾けて生き、何者かであろうとした。卓越した個性と能力で、時代に旋風を巻き起こした武将。自らの宿命と対峙しつつ、非業の最期を遂げた武将??人生のあり方は十人十色だが、鮮烈な生きざまを歴史に刻んで、今なお人々に語り継がれているのだ。▼本書は、歴史小説・剣豪小説に健筆をふるう著者が、三十人の戦国武将を選び、それぞれの人生模様を練達の筆で点描した随筆集。とくに彼らが危急の場や人生の転機に立ったとき、いかに考え、判断し、おのが進退を決したかが透徹した史眼で読み解かれている。信長・秀吉・家康ら歴史を動かした主役たちから、敗者となった明智光秀・石田三成、補佐役としての宿命に生きた本多正信・直江兼続まで、その人間性と個性の本質に鋭くせまり、現代に活かすべき教訓や知恵を導き出した好著である。 ●北条早雲 ●毛利元就 ●松永弾正 ●武田信玄 ●三好長慶 ●明智光秀 ●蜂須賀小六 ●宇喜多直家 ●上杉謙信 ●織田信長 ●細川幽斎 ほか
内容説明
卓越した個性と能力で、時代に旋風を巻き起こした武将。自らの宿命と対峙しつつ、悲壮な最期を遂げた武将―陰謀渦巻き、いっときの油断も許されない乱世にあって、鮮烈な生きざまを歴史に刻んだ戦国時代の男たち。危急の場や人生の転機に立って、彼らはいかに考え、判断し、自らの進退を決したのか。戦国武将三十人の事跡を検証し、その生き方の本質にせまる歴史随筆。
目次
北条早雲―戦国大名のさきがけ
毛利元就―一にも二にも権謀術数
松永弾正―悪逆人の美と風流
武田信玄―冷酷非情はわがみから
三好長慶―中途半端な実権者
明智光秀―反逆者の人並みの足取り
峰須賀小六―人間四十からの転身
宇喜多直家―すさまじい不義の一生
上杉謙信―戦国舞台を駆け抜けた正気
織田信長―天下を切り拓いた天才〔ほか〕