出版社内容情報
論語の言葉を枕に綴るユーモア満載の随筆集。 論語のアリガタイ言葉を枕に、話題豊富な著者が綴る、ユーモアあふれるエッセイ集。作家仲間の内輪話、思わずニヤリの話など盛り沢山。 数多くの中国古典の中で、日本人に最も影響を与えてきた名著の中の名著、『論語』。江戸時代の儒学者・伊藤仁斎が、これを、「最上至極宇宙第一の書」と称揚したほど、昔日から日本人は、「人生の規範」として、『論語』を愛読してきた。しかし、『論語』の主人公であるところの、聖人・孔子の言葉は、あまりに立派すぎて、「いいことを言っているのだけれど、堅苦しすぎる」の感がある。俗人・凡人にしてみれば、「孔子さま、あなたはそうおっしゃいますがねえ」と、つい、反発したくもなるものだ。 そこで本書では、その孔子のアリガタイ、高邁な言葉を枕に、著者の身近で起こる様々なエピソードや、ちょっとした薀蓄話をユーモアたっぷりに語りながら、達意の筆で、『論語』の真の面白さ、深さに迫って行く。とは言っても一編一編は、まるで身辺雑記風の敷居の低さであり、『論語』のロの字も知らない人でも気軽に楽しむことができる。エッセイの一品。
内容説明
中国古典の名著中、最も日本人に影響を与えて来た書『論語』。しかし、聖人・孔子の言葉は、あまりに立派すぎて、つい、「孔子さま、あなたはそうおっしゃいますが」と反発したくもなるものだ。そこで本書では、その高邁な言葉を枕に、著者の身近で起こるさまざまなエピソードやちょっとした蘊蓄を語りながら、ユーモアたっぷりに『論語』の面白さを浮き彫りにする。味わい深いエッセイの逸品。