PHP文庫<br> 保科正之―徳川将軍家を支えた名君

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PHP文庫
保科正之―徳川将軍家を支えた名君

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  • サイズ 文庫判/ページ数 397p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569571713
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

  徳川家光の実弟でありながら、保科家の養子となった正之。会津藩主として力量を遺憾なく発揮し、徳川将軍家を陰で支えた名君の生涯。  修学旅行シーズンである。旅行先として人気があるのが、やはり京都や奈良など歴史のある街だ。史跡などの見所も多く、そして、その街ゆかりの歴史上の人物の足跡を訪ねるのも、旅の大きな楽しみの一つである。福島の会津若松も同様に、白虎隊で有名な、歴史のある街だ。その最後まで幕府に忠誠を貫いた風土を築き上げたのが、地元でいまだに尊敬を集める本書の主人公、保科正之である。保科正之は徳川二代将軍・秀忠の実子として生まれながら、権力闘争を避けるため、会津藩へと養子に出される。その後、藩主として力量を遺憾なく発揮し、名君と称される。しかし家光が亡くなり、四代将軍家綱は若干11歳。正之は兄・家光の遺言で家綱の後見人となり、幕府崩壊の危機に立ち向かう。本書は、最後まで陰の人に徹して、斬新な改革を次々に行い、幕府の長期安定の礎を築いた男を描く、書き下ろし歴史小説。会津を訪れる前にぜひ読んでおきたい一冊である。  

内容説明

「徳川幕府を四代目で崩壊させるわけにはいかない」家光亡きあと、四代将軍家綱は弱冠11歳。保科正之は幕府の命運が、自らの双肩にかかっていることを感じていた。―秀忠の実子でありながら、保科家の養子となった正之。その出生に葛藤を抱きつつも、兄・家光のために、幕政の改革に乗り出すことを決意する。会津藩主として名君と慕われるとともに、幕府の長期安定の礎を築いた男の生涯。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

m

5
旅行の予習に。二代将軍秀忠の息子であり三代家光の腹違いの弟。高遠の保科家に養子に入ったので以後保科姓を名乗る。初代会津藩主。正之について何も知らなかったが、本書は読みやすく勉強になった。こんな人格者のお殿様だったら領民も嬉しく安心して生活を営めるだろうなぁ。土津神社と正之のお墓に行きたくなった。2022/04/28

玉野ゆうき

2
四代将軍徳川家綱の治世も色々な出来事が遭ったのですね。武力から文治の時代への移行期、将軍を支えた正之の功績は大きい。 読んでいて思ったのは、若いのに病いで亡くなる人が多い事。世が治まっても一揆や不作、大火など生き続けるのも大変な時代だったんですね。2021/02/03

黒猿

1
4.4/5.0 会津藩主保科正之の伝記小説。徳川幕府2代将軍秀忠のご落胤として生まれ、ひっそりだが大事に育てられたが、家族の愛に飢えている腹違いの兄家光から好印象を持たれたことかで表舞台に立っていく。 良い意味での忠誠心やリーダーシップ、ビジネスに重要なことを勉強させてくれる良作品。2019/06/28

ura2wa

1
よかった。こういう陰に回って補佐する人はかっこいい。2014/03/27

ホームズ

1
割と興味があります。

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