出版社内容情報
歴史上の謀反事件として名高い「本能寺の変」に題材をとり、個々の事件における信長と光秀両者の内面を浮き彫りにした長編歴史小説。初の独白形式による試み。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
21
◎何度か読んでいますか、飽きない好きな話です。立場や考えかたにより同じ事象でもこんなに捉え方が異なるのかと思いながら読んでいます。2023/09/14
BB
20
かなり面白い。下巻へ。ごちそうさまでしたm(__)m2018/09/26
T K
18
同じ事実を見ていても視点や感情は他人とは違うことを信長と光秀が教えてくれる。天才の配慮も凡人にとっては狂乱にみえ心離れ行く…いざ本能寺へ2015/08/03
はち
16
信長と光秀の独白が交互に描かれている。2人の日記を読んでいるようで面白い。本能寺の変までもう少し、どうなっていくのかな?2018/09/26
澄
14
物語の内容もいいが、やはり信長と光秀それぞれの独白の比較より立場の違う人間の心理を考察することがこの本の面白みでしょう。会社勤めには社長・上司と部下に置き換えたり、飛躍した見方では恋愛カップルに置き換えた見方もできるのでは。感情を抑える必要なないが、どうしてその感情が立ち上がったのか一歩引いて自分を見つめ直すことが必要と感じた。2019/05/31