出版社内容情報
英国紅茶が今ブーム!ゆったりと流れる時の中に、まず何よりも美を求めること出口流英国紅茶道の真髄を歴史と伝統の文化の紹介と共に綴る。美しいイラスト満載。
内容説明
茶器のいろいろ、紅茶の銘柄、マナー、歴史…。伝統の紅茶のすべてをあざやかなイラストとともに綴る。
目次
英国紅茶は美しい
英国紅茶の一日
英国紅茶を美味しく楽しむ
英国紅茶物語
英国紅茶紀行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
138
水彩画の挿絵が和めるし、紅茶の美味しい淹れ方から茶葉の歴史などわかりやすく書かれ、つい紅茶を飲みながら読みたくなる。タイトル通り、著者の「英国」への拘りが随所に感じられる内容。だが実際の原産国はほとんどがセイロンやインド、中国、インドネシアやアフリカであることも忘れてはならないと思ったりもしたし、キーマンやラプサンスーチョンなどの中国の紅茶の美味しさに目覚めたのもこの本のおかげ。また「英国紅茶紀行」では紅茶にまつわる話がたくさん掲載され、豆知識的に楽しかった。2014/06/11
うえ
8
「イギリスで紅茶が飲まれだしたのは、17世紀半ば頃からで、まだせいぜい三百年の歴史しかない。ヨーロッパで最初に、大量に紅茶を運んだのは、オランダ人である…やがてイギリスでも東インド会社が、オランダの後を追って紅茶交易に乗り出した。当時、紅茶の生産地は、まだ中国以外にはなく、インドやスリランカで紅茶の栽培がはじめられたのは、19世紀以降のことである。紅茶がヨーロッパに運ばれたのは海路で…福建あたりから、インド洋を越え、アフリカの喜望峰の先端から東大西洋を北上する海路で…海のティー・ロードと呼ぶことができる」2020/01/14
N.K
5
英国風のティータイムを紹介した本。雰囲気を重視しており、ただ淹れ方や種類を紹介するだけでなくシチュエーションなども書かれているのがgood。あと挿絵が柔らかで雰囲気出てる。ちょっと値段が高いから文庫版の方がいいかも。2015/12/31
ぴよすけ
3
読んでいるとミルクたっぷりの紅茶を飲みたくなります。知っているようで知らない紅茶の種類、きちんとお勉強できてよかったです。英国国民とは切っても切れない紅茶のお話。紅茶と歴史ってあらためて見ると本当に密なのだなあと感じました。ご子息の描かれている水彩画が本当に淡く綺麗な色で、癒されました。今週末はスコーンを焼いてみようかな♪2014/01/11
タペンス
2
紅茶ってそんなにおいしいものかな?という気がしなくもないが、出口氏は本当に文化人、教養人だなあと思った。それにひきかえ自分はYouTubeばかり見ていて、読書量は学生のころの半分以下になってしまっている。もう少し見識を広める心がけたいなと思った。2025/05/10