内容説明
本書は、「生産プロセス」・「生産経済」に焦点を当て、経済のグローバリゼーションのなかでの貿易構造を分析すると言う課題に取り組んだ力作である。「むすび」で述べているように、本書は、生産システム分析という「メゾの視点」から、経済のグローバリゼーションにおける経済構造や貿易構造の変化・変容を検討するという問題意識のもとに著述。
目次
第1部 フレームワーク(問題の所在)
第2部 国民経済単位からみた貿易構造(分類と分析指標;貿易の垂直構造 ほか)
第3部 企業単位からみた生産システムと貿易構造(バリューチェーン・ネットワーク・グローバル生産システム;生産システムの構造変化 ほか)
第4部 技術・組織要因と制度的要因(グローバリゼーションの促進要因)
第5部 貿易の理論的考察(現代古典派と新古典派;世界市場 ほか)
著者等紹介
石田修[イシダオサム]
1957年生まれ。1982年九州大学経済学部卒業。1986年九州大学大学院博士後期課程修了。鹿児島大学法文学部助教授。1992年九州大学経済学部助教授。1993年から1995年ケンブリッジ大学経済学部客員研究員。現在、九州大学大学院経済学研究院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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