内容説明
雪を愛で、太陽を愛で、そして病める妻の最期を看とる、人生八十余年。老いてなおみずみずしい魂の声をうたう感動の歌集。
目次
啄木の歌
遮光土器の秘密
雪が好き
ほけし妻
『サラダ記念日』
カタクリの花
八十一歳のファインダー
ふくみ酒
神は太陽
死の幻想
妻よ、逝くなかれ
運命
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海（ふたみ）
8
著者は雪崩の研究者。雪を愛で、太陽を愛で、そして病める妻の最期を看とる、人生八十余年。突然歌興がわいてあっという間に三百首ほどできたという。啄木の歌、サラダ記念日という章もあって、これまでにどのような歌に親しんでこられたのかが垣間見えるようだ。短歌はいつから始めたっていい。2023/07/06
チダ（uy1）
0
病妻への短歌集ですが、立場違えど、自分の親のときを思い出しました。 あとがきで、涙が溢れてきました。愛と言葉、思い。 ありがとうございます。 2015/08/19
