内容説明
20××年。東京銀座に突如現れた「異世界への門」。門の向こう側『特地』には、手付かずの潤沢な資源、そして、栄華を極める巨大帝国の存在があった。『門』の影響による天災を懸念し、『門』封鎖を決断した日本政府。ところが、諸外国陣営は『門』の管理権を巡り日本に圧力をかけ、『門』封鎖を阻止すべく銀座を占拠する。時を同じくして、『門』開閉の鍵を握るレレイが何者かに攫われてしまう。一方で、特地では、ゾルザル軍掃討まで後一歩のところまで迫った日本自衛隊に対し、まさかの撤退命令が下る。それは特地の治安維持を見棄て、直ちに帰国準備せよという非情な指令であった。それぞれの隊員達が下した決断は?『門』の行方は?そして、伊丹と異世界美少女達の運命は―?超スケールのエンタメファンタジー、ついに完結!狂瀾怒涛の最終章、開幕。
著者等紹介
柳内たくみ[ヤナイタクミ]
自衛官を経験した後、2006年に自営業を開業。本業に従事する傍ら、インターネット上で精力的に執筆活動を展開し、人気を博す。2010年4月、「ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり(1)接触編」で出版デビューを果たし、一躍注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hitoshi Mita
43
ゲート完結。まぁ基本的には面白かった。けど、ちょっと引っ張りすぎかなあ〜〜ラストは何だかバタバタと終わらせた感もある。ちょっと飽きちゃったので休んでから外伝に進もう。2015/01/25
イーダ
20
最後はテューレとピニャに持っていかれた感もあったけど、めでたしめでたし。栗林さん、恋に生きる女だったんですね。シェリーと菅原、再開できると良いのですが。この本、ライトファンタジーのようですが、国、軍事、国防、外交、マスコミ、様々なモノの見方が現実的で好感が持てる。脳内お花畑なリベラルやサヨクに毒された人はこれを教科書として見た方が良いかもしれません。2015/07/18
Koning
20
なるほどこっち先に読めばあれを出版に際してあんな風に改変せざるを得なかった理由が判るというか(何。良く出来てますよ、色々と。露骨に安倍福田麻生が出て来たりしてアレなトコがあったり、出て来るおねーちゃん達がアレだったりはネット小説やラノベのコンテキスト的には王道だし、そういう感じだろなー。うん。2013/08/23
はま
15
シリーズ第5弾。完結。最終巻らしくドタバタとゴチャゴチャとしとりましたが面白かったです。とにかくテューレが(T ^ T)ラストの感じもらしくて良かったです。「外伝」に進むべきか、そっちは置いといて面白そうな「戦国スナイパー」に進むか悩んでしまうなー。2016/01/21
緋莢
13
「門(ゲート)」の影響による天災を懸念し、閉鎖を決意した日本政府。 しかし、それに納得のいかない諸外国は日本に圧力をかけつつ、国連NGOを装った人物たちを送り込み、銀座を占拠してしまう。さらに抜け駆けを狙う中国は、ディアボとも通じ、「門」開閉を担うレレイを誘拐するが・・・2016/09/13