内容説明
文明は始動、成長、飽和、停滞の4つのサイクルを繰り返す。現代日本をその飽和期の入口にあるととらえ、その時期特有の「ボーダーレス現象」を解明し、次なる社会のコンセプトを明示した注目の書。
目次
序章 ボーダーレス社会が進行する
第1章 社会環境のボーダーレス化(ボーダーレス経済から;ボーダーレス社会へ―国際環境;会社の枠が消える―企業環境;家庭の壁が消える―家庭環境)
第2章 生活主体のボーダーレス化(家族の形が多様化する―家族観;生活の論理が拡大する―男女差;ヤングとシニアが交差する―世代観)
第3章 生活構造のボーダーレス化(仕事と遊びが融合する―生活区分;労休遊が融合する―生活時間;職住遊が重層化する―生活空間;経済・非経済が融合する―生活目標)
第4章 ボーダーレス化の背景を探る(転換期としての90年代;急落する出生率;ディコンストラクシオンの時代)
第5章 ボーダーレス社会の企業経営(ボーダーレス社会にはボーダーレス対応で;激変する生活者をつかまえよ;転換するライフスタイルに適応せよ)
終章 ボーダーレス社会を超えて