内容説明
“モケーレ・ムベンベ(虹とともに現れるもの)”―、アフリカ中部の秘境・テレ湖に棲むと伝承される、この謎の恐竜を追い求めた早大探検部の悲喜劇を描く。
目次
第1章 コンゴ到着
第2章 テレ湖へ
第3章 ムベンベを追え
第4章 帰還
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
8
リアリティのある探検日記に引きこまれました。テレ湖の水深が2m〜3mしかないことがわかった時点で怪獣の存在はかなり怪しくなりましたが、それでも七転八倒しつつも調査を進める探検隊一行の行動力と精神力に感服します。現地人とコンゴ政府の役人、探検隊の三つ巴の駆け引きも面白かったです。2016/08/21
cloud9
1
巻末の探検部員一人ひとりの顔写真が若い。もれなく髭面でむさ苦しいけど。そうそう、「彩やか」って表記は初めて見ました。2025/05/06
モリ
1
高野秀行さんの処女作。まだ文章がこなれていない感じがする。高野さん個人の探検記ではなく、早稲田大学探検部の探検記だからというのもあるだろう。帰国後、怪獣が見つからなかったことを笑う人に対して「見つかったのか見つからなかったのか、また、怪獣が実在するかしないのか―そんな一言で答えられるほど簡単な問題ではないのだ」と書いているが、この本を読めば、それがなるほどその通りだとわかるだろう。2015/06/17
ステビア
1
オチからして当然と言えばそうなのだが、あまり起伏はなく日常系。でも最後はちょっぴりしんみり。デビュー作だし、こんなもん?★3つかな。2011/12/01
小鳥
0
ムベンベよどこにいる コンゴ奥地テレ湖の怪物「モケーレ・ムベンベ」を追った早稲田大学探検部のノンフィクション。 言葉も日本の常識も何も通らない未開の地で謎の動物を探すロマンある1冊だった。 この本はインディ・ジョーンズのようにキラキラした物というより泥くさいノンフィクションが正解だが、だからこそのリアリティがあってロマンを高めていたと思う。 ちなみに「モケーレ・ムベンベ」の正体は現在サイ説が有力である。 夢も希望もない2025/04/15
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