５年後の韓国―日本を追う成長国家の近未来

渡辺 利夫/深川 由起子【著】

ＰＨＰ研究所（1988/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 234p／高さ 20X14cm
• 商品コード 9784569222943
• NDC分類 302.21

内容説明

ソウルオリンピック開催（経済成功）、大統領選挙実現（民主化）、そして韓国バッシング論議（貿易摩擦）など、先進国入りへの関門を確実に通過していく韓国。急成長はどこまで続くのか、また日本との関係はどうなる？―気鋭の著者がそのゆくえを大胆に予測した話題の書。

目次

第１章　韓国ウォッチングの視点―理解を深めるために知っておくべき事実（韓国の出発点；「韓国株式会社」という国柄；韓国の企業文化の特質；経済発展のスタイル；民主化に向けての歩み）
第２章　「成長国家」の軌跡と秘密―“漢江の奇跡”はいかにして成し遂げられたか（生命線だった輸出；急速に進んだ重化学工業化；農村が迎えた本当の春；超高度成長はどこまでつづくか；迫られる日本の選択）
第３章　変わる政治と国民意識―新中間層の誕生は何をもたらすかの（歴代政権が求めてきたもの；経済発展とともに変わる国民意識）
第４章　韓国経済の本当の実力―経済力の「いま」と「これから」を検証する（対外債務問題が落とす影；体質強化への戦略；韓国は先進国になれるか）
第５章　韓国に残された課題―新しい産業国家への道とは（「官」から「民」へ；新しい産業組織の構築；労働格差と地域格差の解消）
第６章　５年後の韓国経済―どこまで伸びる、どこまで強くなる（近未来の韓国像とは；経済構造はどう変容してゆくか；国際化をどう迎えるか）
第７章　変わりゆく日韓関係―新しい共存の道を求めて（追う韓国・追われる日本；日韓新時代の発想）