内容説明
豊臣秀吉は、日本だけでなく世界に通じる“名君”である!ニッポン人は残忍で、快楽主義者である!16~7世紀にかけ、商人として世界を1周したカルレッティ。彼の著書『世界周遊談』を読み解き、宣教師たちの“日本記”とは一味違った日本と東洋の姿を描き出す!
目次
1 アジアへの長くて危険な旅(フィレンツェで過ごした少年時代;カボ・ヴェルデ諸島での奴隷売買;ペルー、メキシコ、そしてフィリピン;マニラから長崎へ)
2 商人の眼で見た「ニッポン」(日本―すべてが逆転した世界;日本人の食生活;太閤様は名君主)
3 波瀾に富んだ帰国の旅(マカオでの苦い体験;ゴアへの航海;カンバイアの人びと;バロック的視点からの日本記)