出版社内容情報
『美術手帖』連載の単行本化。特殊漫画家・根本敬による《ゲルニカ》サイズの絵ができるまで。画=ニコ・ニコルソン
内容説明
特殊漫画家・根本敬の巨大絵画完成までを追うルポマンガ!ピカソの“ゲルニカ”サイズの絵を描くため、真っ白なキャンバスに立ち向かった根本を、ふつう漫画家のニコ・ニコルソンが追いかけた。雑誌『美術手帖』の連載マンガが単行本になって登場!マンガを描き続けてきた根本のもとに、現代美術家の会田誠がアドバイザーとして就任。キャンバスに向かう根本の苦悩と因果の日々の記録、絵画制作のための会田の実践的なアドバイスは、アーティストになりたイ人も必読の一冊。
著者等紹介
ニコ・ニコルソン[ニコニコルソン]
漫画家。2008年にエッセイコミック『上京さん』(ソニー・マガジンズ)でデビュー。自身と家族の東日本大震災からの復興を描いたエッセイコミック『ナガサレールイエタテール』(太田出版)は第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
30
『美術手帖』に連載された、根本敬がゲルニカサイズの油絵を描くプロジェクトの過程を描いたルポ漫画。クラウドファンディングに参加した158名の中に、ガロ系/アックス系の漫画家さんが、見事に一人もいないのが、どうも。根本さんが油絵を描くことに、やはり、みなさん興味がないのか。自分のように、このプロジェクト自体を知らなかったのか。2020/10/28
カジノ王
1
2017年9月に完成した根本敬版のゲルニカである「樹海」。その着手から完成までを追ったルポマンガ。表紙に描かれるのは作者の根本と漫画家である根本に絵画のアドバイザーとして関わった会田誠。縦3m、横7mの絵画を描くとはどういう苦労があって、どういう工夫が必要になるのか詳しくわかる。根本敬は会田のアドバイスを聞き流さず反発せず、受け止めたうえで咀嚼して自分の表現にしていた。サブカルの巨人はただの偏屈なひとではなかった。肝心の作品の掲載仕方を工夫したブックデザインも最高でした。2020/01/03
もーもー
0
いつのまにか仙人(風)になっていたのですね、根本さん。2021/03/08
-
- 和書
- きっと君は泣く 角川文庫