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内容説明
本書は、小説でも映画でも、ユニークなミステリ群を総称して「バカミス」と呼んでいる。本書を読んで、あなたもご自身のバカミスを見つけてください。
目次
第1章 図解!バカミスの歴史(バカミス100年の歩み・黎明編;バカミス現代史・爆発編)
第2章 衝撃!ニッポンのバカミス(わらう公家(霞流一)
バカミス試論(折原一)海外バカミス渉猟日記(霜月蒼) ほか)
第3章 初訳!海外バカミスの世界(ミステリ小説に関する二、三のこと(P・G・ウッドハウス)
ロジャー・アクロイド連続殺害事件(バリー・N・マルツバーグ)
第二の収穫(ロバート・バー) ほか)
第4章 厳選!バカミスベスト100・巨匠編(アガサ・クリスティー;ジョン・ディクスン・カー;ドナルド・E・ウエストレイク ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
31
バカミスという言葉は、この小山正さんが使って一般化したそうです。そもそもミステリーの元祖である、エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」からしてバカミスです。バカという刺激の強い言葉に過剰反応して、嫌悪感を示す方もいらっしゃるようですが、クリスティーも、カーも、とことんリアリティを無視したバカミスを書いているのですから、ここは寛大に受け止めて欲しいものです。日本国内では、霞流一さんが孤軍奮闘という感じですが、当てはまる方はもっといるはず…。バカミス論もブックガイドも、最大級の賛辞を込めてナイスです。2013/10/08
Tetchy
5
以前から『このミス』誌上、または『この文庫がすごい!』誌上で語られてきたバカミスを系統立てて一冊の本に纏めたのが本書。ミステリの歴史上から俯瞰してバカミスを語っている。そのせいか広範に渡りすぎてディープに語る一歩手前で終わっている。まあ、恐らくはこのメンバーでディープに語るとマニアック過ぎて読者がついてこられなくなるのだろうが。2009/05/13
光雲
1
バカミスなんて名称でも面白ければそれでいいと思ってるので、バカミスベスト100、大いに参考に読ませてもらいました。(正直収録されている小説はどれも好きではなかったけど)やっぱり意外すぎるラスト、やどんでん返しという文言に弱い自分‥「失踪」や「脱獄と誘拐と」など読みたい本が15冊ほどまた増えました。2022/09/23
アルクシ・ガイ
1
バカミスの定義はいまいちわからなかったが、直感的には私向きだと思った。2015/03/08
allite510@Lamb & Wool
1
「彗星に衝突しそうだから地球にロケット付けて避けちゃえ」みたいな真性バカSFが好きなもので、密室とか誰が殺したとか細かい問題(失礼)は避けてました。まあ今後、少しは読んでみてもいいかな。2014/09/18
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