震美術論

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震美術論

  • 椹木 野衣【著】
  • 価格 ¥4,620(本体¥4,200)
  • 美術出版社(2017/09発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 452p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784568202717
  • NDC分類 702.16
  • Cコード C0070

出版社内容情報

自然災害による破壊と復興、そして反復と忘却を繰り返してきた日本列島という「悪い場所」において、はたして、西欧で生まれ発達した「美術」そのものが成り立つのかー。
東日本大震災をひとつのきっかけに、日本列島という地質学的条件のもとに、「日本列島の美術」をほかでもない足もとから捉え直すことで、「日本・列島・美術」における「震災画」の誕生、そして、そこで「美術」はいかにして可能となるのかを再考する画期的な試み。

〈本書に登場する災害、作家たち〉
リスボン大地震/カント/ヴォルテール/ペストの大流行/御嶽山噴火/関東大震災/三陸大津波/山下文男/飯沼勇義/山内宏泰/伊勢湾台風/赤瀬川原平/東松照明/土砂災害/瓜生島沈没伝説・慶長豊後地震/磯崎新/岡本太郎/安政江戸地震/狩野一信/三陸大津波/山口弥一郎/東南海・三河・昭和南海地震/藤田嗣治/東日本大震災/高山登/笹岡啓子/畠山直哉/村上隆/Chim↑Pom

内容説明

自然災害による破壊と復興、そして反復と忘却を繰り返してきた日本列島という「悪い場所」において、はたして、西欧で生まれ発達した「美術」そのものが成り立つのか―。東日本大震災をひとつのきっかけに、日本列島という地質学的条件のもとに、「日本列島の美術」をほかでもない足もとから捉え直すことで、「日本・列島・美術」における「震災画」の誕生、そして、そこで「美術」はいかにして可能となるのかを再考する画期的な試み。

目次

再考「悪い場所」
日本・列島・美術
再帰する未来、美術館と展示の臨界
転生する陸前高田と「秩父湾」
溺れる世界と「ソラリスの海」
七難の諸相、日本列島の震美術
帰還困難区域の美術

著者等紹介

椹木野衣[サワラギノイ]
美術批評家。1962年秩父生まれ。2015年、『後美術論』(美術出版社)で「第25回吉田秀和賞」を受賞。多摩美術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

21
美術に限らず、日本の文化全体が抜け出させないねじれた反復(「悪い場所」)の中にいて、歴史を築くことができない、というのは著書が常々主張してきた論ではある。本著ではその反復が地震を繰り返す場所であるという地理性に由来していると指摘していてコロンブスの卵。そこから、そもそも地球のほとんど、というか地球の一部地域を除く宇宙の全てが人間の住めない「悪い場所」であるという、グローバルどころかコスモな方向へ広がっていく。突き抜けてる。3.11に反応した論のなかでも秀逸なモノだと思う。装幀も素晴らしい。2017/10/17

takao

2
ふむ2023/06/12

カネコ

2
よりにもよって台風も大雨も地震も甚大な被害を残して通過した年に読むことになろうとは。最初は3.11を経て改めて西洋的な文化の成り立ちと悪い場所である日本的な文化の成り立ちについて。最後には村上隆をとおして原子と地球的な時間の経過という観点からみてどう文化は残るのか。終盤は知ってる作家さんが出てきて読みやすかった。多分今自分が求めていたものとは違ってはいましたが、しっかりと歴史を踏まえた上で災害という観点が知れたのでよかった。装丁が最高です。2018/10/14

haijiiha

2
高価な本だから書評少ない 自分は図書館でw 奇跡の一本松 お金かけてまで遺す必要あるのかと思ってた 村上隆五百羅漢 チムポム福島避難区域見ることができない展 リアスアーク美術館震災画 太陽の塔背面の黒は核エネルギー2018/03/16

dubstepwasted

1
我々が自明のものとしている「日常」は絶え間なく生命活動を続けている地球の中における頼りない存在。今は震災後であり震災前。物質としてのアート作品・人間そのものを食い尽くしてしまう地震が幾度となく繰り返される日本列島の中では、被災体験が作家個人のアート観に影響を及ぼし(e.g.赤瀬川原平)、また 歴史観・想像力にまで影響を及ぼし日本美術史を規定しているのである。2021/02/25

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