内容説明
本書の狙いとするのは、ヨーゼフ・ボイスの生涯と作品について、読者の方ができるだけアプローチしやすいように、わかりやすく解き明かすことです。
目次
第1章 生いたち
第2章 戦争
第3章 研究―エーヴァルト・マタレー
第4章 不安―ルドルフ・シュタイナー
第5章 ファン・デア・グリンテン兄弟〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
89
生い立ち、戦争について、それぞれ1章もうけており詳しい。戦争で墜落し、タタール人に助けられたとのこと。デュッセルドルフ州立芸術アカデミー。行動学者コンラートローレンツとの出会い。彫刻家ヨーゼフエンゼリンク。マタレー。他の本を読んだら、また戻って読み直す予定。2014/08/13
gorgeanalogue
14
いろいろと難儀な春~初夏で、読書は相変わらず遅滞。やっと読み終わった。内容は大学闘争とか、脂肪などの作品の素材の意味も考察されて面白いが(ブリキとか枯れ枝とか個々に考察がもっとあっていいと思う)、個人的には社会彫刻の「場」と考えてもいいくらいの黒板についての考察が欲しかった。それにしてもこういう人が今こそ求められている、というのはナイーブすぎるかな。あとがきにもあるように図版はもっと入れて欲しい。2023/06/08
doji
0
あとがきにもあるように、作品集などを併読しないと具体的な作品イメージとボイスの活動が立体的に感じられない部分はあると思う。彼の膨大な活動を包括的に書いてあることに本書の意義はもちろんあるので、他の本と併読してより深掘りしたくなる一冊だった。彼のファッションについての最終章が印象に残る。2020/01/07
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- 和書
- 牧師植村正久