空気に生まれかわる

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  • サイズ A4変判/ページ数 160p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784568105483
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

現実と夢が混在した心象風景を描く画家・工藤麻紀子。
海外でも個展が開催され、精力的に活動する彼女にとって国内美術館では初の個展が開催される(2022年7月9日~9月11日、平塚市美術館「花が咲いて存在に気が付くみたいな」)。

本作品集は、上記で展示される新作を含め、工藤のここ10年の制作活動を振り返る内容となっている。愛らしい小品から大型作品まで約150点。工藤ならではの色彩と構図が観る者の心を包む、そんな作品が詰まった一冊。工藤本人による作品解説ライナーノーツは必読。作品タイトルにも表れる彼女の独特なワードセンスには、優しさとおかしみが宿っている。

【テキスト】
・イントロダクションエッセイ キャリー・ジョージ・フクナガ
・作品解説ライナーノーツ 工藤麻紀子
・ハンス・ウルリッヒ・オブリストとの対話

内容説明

工藤麻紀子作品集。

著者等紹介

工藤麻紀子[クドウマキコ]
1978年青森県生まれ。2002年女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業。現在は神奈川を拠点に活動。いつもの散歩道が「急に光って見える」瞬間や、川や水辺、草花の匂い、風、虫の羽音、動物、夜に見た夢など、日常の生活の中で見逃しがちな、なにげない事柄を独特な感受性で受け止め、光と実際に見た風景と人物と感情などが合わさった現実と心象風景の再構築としての鮮やかな夢のような世界観を描く。体が弱く孤独だった幼少期に置かれた自然環境や動物、小説や漫画、アニメ(特に宮崎駿)、そして後期印象派に影響を受けたマティス、ボナール、ムンクなどに感銘を受けており、自身の作品は「結局は光を描いているのかもしれない」と言う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。