JLF選書
職業史としての弁護士および弁護士団体の歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535519664
  • NDC分類 327.14
  • Cコード C3032

目次

第1章 職業史としての弁護士および弁護士団体の歴史(序説―弁護士の職業史の意義と指標;弁護士前史―代言人制度―近代弁護士制度の跛行的発展;弁護士制度の確立と展開;弁護士階層の苦悩と衰微―昭和期(戦前)における弁護士
戦後弁護士制度の変革と課題)

著者等紹介

大野正男[オオノマサオ]
1927年東京府生まれ。51年東京大学法学部卒業。54年弁護士登録。93年4月~97年9月最高裁判事。2006年10月28日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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タコ太郎

1
はっとした。弁護士を目指してきながら、弁護士がどうやって社会的信頼を得てきたのかとか、全く知らなかった。 現代の弁護士業界とアナロジカルに捉えるとすれば、やっぱり弁護士数の急激な増加と経済的基盤の喪失という点だろう。経済的基盤が、ある特定の理念を貫徹する前提として必要なことは、全くもって同感であった。自分の生活を放棄してまで、他人の権利を保護するのに奔走するというのは、なかなか難しいことである。 またいつか読み直さそうっと。

jntdsn13

0
日本における代人(弁護士)の立ち上がりから戦後に至るまでの弁護士史を概覧したやや古い書で、著者は元最高裁判事の弁護士。本稿は弁護士の土壌がなかったわが国で、自らの職業的使命と倫理の自覚を発達させる中で、(多々の苦々しい経験もありつつ)自立を達成してきた歴史を紐解く。こうした透徹した見通しに文章が貫かれていることはもちろん、豊富な資料の裏付けの元、星亨や戦前の警察官吏の横暴などのエピソードも選り抜かれた白眉の書で、そこから弁護士会の機能不全と内ゲバまで剔抉する著者の力量に敬服するほかない。2023/05/09

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