出版社内容情報
真っ赤なヒナゲシの花がゆれるフランダースの野。のどかな風景のこの場所は、第一次世界大戦時、激戦地になったところだ。今も、不発弾や兵士の持ち物が見つかる。近くに住むマルテンス一家には、代々伝わる宝物があった。それは詩が記された一枚の紙きれ。第一次世界大戦に従軍した兵士が書き、戦後、世界中で有名になった詩だ。なぜこの詩がマルテンスの一家に伝わることになったのかを語りながら、戦争と人々のかかわりを描く物語。あとがきでは、「ヒナゲシの花」が戦後、戦没者追悼の象徴となった経緯が述べられている。
内容説明
フランダースの野にヒナゲシの花がゆれる、何列も何列もならぶ十字架の間に…のどかなベルギーのフランダースの野では、かつてはげしい戦争がありました。今や不発弾や、兵士たちの持ち物がたくさん見つかるといいます。そのヒナゲシ野原の近くに住むマルテンスの一家には、大切な宝物がありました。それは、一枚の紙に書かれた詩の習作。フランダースでの戦いをうたい、戦後、世界じゅうで読まれるようになった詩です。一家にまつわる思い出をたどりながら、戦争と人びとのかかわりをえがく奇跡のような物語。巻末では、なぜ、ヒナゲシの花が、戦没者追悼の役割をになうようになったかが語られています。
著者等紹介
モーパーゴ,マイケル[モーパーゴ,マイケル] [Morpurgo,Michael]
1943年生まれ。小学校教師を経て執筆活動に入る。イギリスを代表する児童文学作家のひとり
フォアマン,マイケル[フォアマン,マイケル] [Foreman,Michael]
1938年生まれ。イギリスの絵本作家、イラストレーター
佐藤見果夢[サトウミカム]
1951年生まれ。公立図書館勤務を経て、児童文学・絵本の翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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