出版社内容情報
……自分のコトバに、自分の全体重をかけて、はじめてコトバは、人と人とがわかり合うための道具となり、種子となり、人間のくらしの中に生きるだろう……。次代を担う若者たちにおくる、鋭く峻烈な“コトバ”の結晶。
内容説明
「詞集」の原型は、一九四八年二月創刊のタブロイド判新聞『たいまつ』の第一ページ最上段にのせてきた短句である。その欄は「炬火のことば」と名づけられて現在も続いているが、本書「I」は一九六七年春までの労作である。そのとき私は五二歳だった。つまり、それだけの歳月を生きた体験をふまえて、一九六七年春という時点において、より若い世代に語り伝えたいと思うことを煮つめて文字にしたのが本書である。
目次
いきる章
すすむ章
まなぶ章
はいる章
むすぶ章