出版社内容情報
……自分のコトバに、自分の全体重をかけて、はじめてコトバは、人と人とがわかり合うための道具となり、種子となり、人間のくらしの中に生きるだろう……。次代を担う若者たちにおくる、鋭く峻烈な“コトバ”の結晶。
内容説明
「詞集」の原型は、一九四八年二月創刊のタブロイド判新聞『たいまつ』の第一ページ最上段にのせてきた短句である。その欄は「炬火のことば」と名づけられて現在も続いているが、本書「I」は一九六七年春までの労作である。そのとき私は五二歳だった。つまり、それだけの歳月を生きた体験をふまえて、一九六七年春という時点において、より若い世代に語り伝えたいと思うことを煮つめて文字にしたのが本書である。
目次
いきる章
すすむ章
まなぶ章
はいる章
むすぶ章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイポ
9
◎自分の核となるものに従い、地に足をつけて着実にやり抜く■部長にいただいた本。部長も少年時代に保護司に貰ったという話なので、3世代にわたって引き継がれていることになる。■「まえがき」と最初の章である「いきる章」はとりわけ力強いことばが並んでおり、筆者の書くこと・いきることに対する情熱が溢れている。大地(偉大さ)、植物(持続、堅実)、火(情熱)から連想されることばが多く出てくる。2023/04/28
くたびれ役人
1
刺激に満ちた諫言が並べられていて、感心しながら読み進めました。筆者がある国を想定して発した警告が現在では別の国に対する意見のように思える文がいくつかあって興味深かったです。2020/07/26
あ
1
かっこいいなあと思いながら読んだことをよく覚えています2016/08/24
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