出版社内容情報
現代人の失った自由奔放な想像力と、恐怖への素朴な畏敬に満ちた、ファンタジックな怪奇民話の世界をお楽しみ下さい。1.悪魔の話2.妖精の話3.魔女と魔法使いの話4.変身の話5.魔法の話6.死神の話7.死者の霊の話8.奇蹟の話9.その他の話 小学校高学年~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
10
このシリーズにしては話に茶目っ気があって読みやすい。わがままな蛇の王子に振り回される周囲の人々「蛇の王子」はサディスティックな蛇王子から復縁を乞われて妻がヨリを戻す。まったく共感できないし好みではないが、DV被害妻の行動と思えば納得いく。この本で一番好きなのは、殺した数一千、負傷させた数五百の男「ジョン・バレント」。ラストにふさわしく陽気なハッピーエンド。アマゾネスの女王の豪傑な感じが好き。2023/12/01
めがねまる
9
おとぎ話ならではの「なんでそうなるの!?」の連続に翻弄されつつ読了。特に説明もなく当たり前におかしな事が起るので、だんだん慣れて楽しく読めた。悪魔の話に出てくる悪魔たちがみんなちょっと間抜けで面白い。2018/04/11
天樹
1
イタリアの怪奇民話。「カンネローラ」というお話が好きです。双子の王子様!