出版社内容情報
彼らは「難民」、しかしまた「一人の人間」…。ケニアのカクマ難民キャンプで暮らすアフリカ難民。「無言の壁」を自力で超えようと彼らが書き続けてきた詩を伝える。マスメディアを通しては決して見えてこない、アフリカ難民一人一人の〈心の叫び〉。
内容説明
難民―貧困・飢餓・病気に苦しみ、故郷や家族を失って絶望する人々。しかし、マスメディアを通して浮かび上がる「惨めでかわいそうな存在」としての難民像は、果たして彼ら一人一人の本当の姿なのだろうか。一方的に報道される彼らは、向けられたカメラをただ無言のまま見つめているだけで、答えてはくれない。本書に登場するのは、ケニアのカクマ難民キャンプに暮らすアフリカ難民。「無言の壁」を自力で越えようと彼らが書き続けてきた詩を、読者に直接、伝えたい。
目次
喪失(悲嘆;大地って何なのさ? ほか)
収容(こんな体験をするとは;届かない叫び ほか)
苦悩(かけがえのない権利を侵害されて;蔑まれるのはごめんだ ほか)
切望(戦争;ホームシック ほか)
背景(ケニア;スーダン ほか)
著者等紹介
石谷敬太[イシタニケイタ]
1977年、東京生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒業後、英国サセックス大学開発学研究所にて開発学修了。タイで社会開発系NGOの活動を1年間経験したほか、インドやバングラデシュなどでボランティア活動に携わってきた。大学後半から1年間、日系企業でインターンをしながらメキシコに住み、ケニアのカクマ難民キャンプへボランティアとして行く機会を得る
石谷尚子[イシタニヒサコ]
1944年、東京生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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