児童図書館・文学の部屋<br> わたしの名前はオクトーバー

個数:

児童図書館・文学の部屋
わたしの名前はオクトーバー

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月15日 06時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784566024809
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

父親と二人、森の中で半分自給自足の生活をしてきた少女オクトーバー。自分たちが「野生」であることに誇りを持ち、巣から落ちたメンフクロウの赤ちゃんを大切に育てていた。が、11歳の誕生日に転機が訪れる。父親が大怪我を負って入院し、「母親とかいうひと」と都会で暮らすことになったのだ。フクロウも保護センターに預けなければならない。都会の暮らしに全力で反抗するオクトーバー。その中で、友だちと呼べる子に出会ったり、ロンドンでも「自然」を感じられるテムズ川に癒されたり、徐々に心がほどけていく。揺れる少女の心理が詩のような文章で繊細につづられる、2022年のカーネギー賞受賞作。

内容説明

父さんとわたしは、森で暮らしている。わたしたちは野生だ。―思いがけない出来事が起こって、「母親とかいう女のひと」の家で過ごすことになったオクトーバー。森で育った少女が、ロンドンの街で、自分だけの「物語」を見つけるまでを描く。2022年カーネギー賞受賞作。

著者等紹介

ベーレン,カチャ[ベーレン,カチャ] [Balen,Katya]
イギリスの作家。大学で英語学を学び、現在は作家として、また障がいを持つアーティストを支援するメインスプリング・アーツのディレクターとしても活躍中。2020年、The Space We’re Inで、すぐれた児童書のデビュー作にあたえられるブランフォード・ボウズ賞候補に。二作目の『わたしの名前はオクトーバー』で2022年のカーネギー賞を受賞

こだまともこ[コダマトモコ]
出版社勤務を経て、児童文学の創作・翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小太郎

40
都会から離れて父と二人で暮らすオクトーバー11歳が主人公。母が会いたいと来ても拒絶して会わない。父の大怪我でしかたなく母とロンドンで暮らすことになったのですが、森の中の野生の生活が恋しくて心を開けないでいます。何と言っても彼女のモノローグが切なくて心を掴まれてしまいます。最初は頑なだった彼女の心も、初めて出来た友達との交流や母との本音のぶつかり合い、父の回復、そして森で飼っていた大切なフクロウを野生に返す事を学んだりするうちに変わっていきます。訳でも感じる詩情あふれる文章が素敵な一冊でした。★4 2025/05/05

あたびー

37
父親と森の中でほぼ自給自足の生活をするオクトーバー。森の生活に馴染めず去った母親を憎んでいる。誕生日に訪ねてきた母親から逃げようと木に登ったところ、追いかけてきた父親が気から落ちて大怪我をしてしまい、憎んでいる母親とロンドンで生活する羽目に。時々すごい癇癪を起こすのは、なにか障碍なのかな。初めて行く学校にも馴染めずにいたけど、親友が出来「泥ヒバリ(テムズ川で宝探し)」をしたりと徐々に楽しみをみつけ、母親の良い所にも目が行くように。グイグイ読まされました。2024/12/02

joyjoy

11
森で父さんと暮らすオクトーバー。彼女が見聞きし、感じている世界が、独特の言葉で表現されていて、その野生の豊かさを自分も味わう気持ちで読み進む。途中からは彼女の母にも感情移入し、苦しい場面もあったが、オクトーバーが自分を自由にできたラストはとても心動かされた。「わたしはだれかと生きられるし、ひとりでも生きられるし、自分を作りあげていけるし、ほかの多くの人たちもわたしを作りあげてくれる。…すべての場所に物語があり、わたしはそれをすべて語りたい。そして、世界じゅうが野生で、わたしを待っている。」2025/04/05

そらこ

10
オクトーバーは父さんと森で暮らし、野生として生きるのが好き。ある日フクロウの赤ちゃんをみつけ育て始める。だが、11歳の誕生日、幼い頃、森を離れた母親がロンドンからやってきて、父親の命を脅かす事件が起きる。ロンドンへつれていかれたオクトーバーはかたくなな態度をとるが、少しずつ心をほぐし、視野を自分の内部から外へ広げ、父親以外の人の愛の温かさを知っていく。オクトーバーの頭の中の想像と現実がもつれたり、ぷつりときれたり、つながったりする様子が、だーっと続く言葉で表わされる。2024/03/04

遠い日

9
まるで森の野生児のような10歳のオクトーバーが12歳を迎えるまでの葛藤と成長を描く。全編散文詩のような印象。修辞や形容が独特で、オクトーバーの心象をみごとに象っている。4歳の時に自分と父を置いて家を出た母を心底憎んでいる彼女が、不幸な事故からロンドンという大都会で暮らす羽目になったことで、否応なくもたらされた変化。嫌な学校に行き、嫌いな母と暮らす。それでも、全て初めての経験がオクトーバーを開いていく。物語を欲し、友だちと繋がり、ついには世界を享受する。苦悩は多かったが、家族の再生の物語でもあった。2024/09/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21717080
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品