ほこりまみれの兄弟

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ほこりまみれの兄弟

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784566020962
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

内容説明

孤児の少年ヒューは、意地悪なおばさんの家を逃げ出した。お供は、愛犬のアルゴスと、ツルニチニチソウの鉢植え。めざすは、学問の都オクスフォード。ところが、とちゅうで旅芸人の一座に出会い、すっかり魅せられたヒューは、彼らとともに旅することに。やがて―ヒューに、つらい決断をせまる時がやってくる…。自由で楽しい旅暮らしの物語の奥に、生きることの意味を考える、深い主題がかくされた秀作。

著者等紹介

サトクリフ,ローズマリー[サトクリフ,ローズマリー][Sutcliff,Rosemary]
1920~1992年。イギリスの作家。2歳のときスティルス氏病を発病して歩行困難に陥り、やがて車椅子生活を余儀なくされる。9歳から14歳まで学校教育を受けたのち、画家を志したが、1950年、『ロビン・フッド年代記』で作家デビュー。1954年からのローマン・ブリテン三部作『第九軍団のワシ』『銀の枝』『ともしびをかかげて』(いずれも岩波書店)で歴史小説の第一人者としての地位を確立した。『ともしびをかかげて』は1959年のカーネギー賞を受賞している

乾侑美子[イヌイユミコ]
1941年、東京生まれ。お茶の水女子大学卒業。家庭文庫を手伝ったあと、子どもの本の翻訳を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヴェルナーの日記

322
時は16世紀エリザベス女王が君臨し、シェークスピアが活躍した時代。母を早くから亡くし、今また父も他界した主人公・少年ヒューは叔父さん夫婦に引き取られることとなった。しかし、叔父夫婦は意地悪でヒューに辛く当たり、愛犬のアルゴスを虐待する。そこでヒューはかつて父が学んだオックスフォードを目指し家出をする。その途上で旅芸人の一座に拾われ、彼らと街から街へと巡業の旅である。苦しくとも辛い巡業の旅だが、心温かい仲間と共に生活するうちに少年ヒューは心身ともに成長していく。そしておよそ2年の月日が経ったある日―― 2017/06/05

NAO

79
旅芸人一座に加わった孤児ヒューの成長物語。田舎町の人々の暮らしぶりが活き活きと描かれているだけでなく、旅の一座が出会ったウォルター・ローリー卿の口からインドの話やスペイン人が南米で行っている残虐行為が語られ、時代背景も巧みに織り込まれている。その一方で、庶民たちは妖精の存在も信じている。オクスフォードを目指すヒューが「いいひとたち」と呼ばれる妖精たちの存在を信じていて、彼らに守られているらしいのが、イギリスらしくていいなあ。2019/07/21

はる

57
意地悪なおばさんの家から逃げ出した孤児の少年ヒュー。愛犬のアルゴスと、ツルニチソウの鉢植えをお供に、学問の都オクスフォードを目指して…。偶然出逢った旅芸人の一座と共に旅をするヒューですが、この旅芸人たちが優しくて魅力的。特に知的なジョナサンが素敵で強く魅かれます。ラスト、亡き父の夢をかなえるか、一座と共に旅を続けるか決断を迫られるヒュー。彼の下した決断と仲間たちの態度に胸が熱くなります。良本。2017/07/02

ぶんこ

41
孤児となり、叔父に引き取られたヒュー。そこには意地悪な叔母がいて、こき使われる毎日。そんな時アルゴスが殺されそうになり、ヒューはアルゴスと亡き母の好きだった思い出のツルニチニチソウの鉢植えだけを持って家出します。偶然巡り会った旅一座との、血の繋がりは無いものの家族のような温かい日々。ジョナサンがヒューを弟のように気遣う様子や親方の男気が素晴らしい。ヒューが旅一座と離れ、学問の道へ進もうとした場面、そしてティギーに「自分の家と自分の家族があるっていうのは、すてきだと思わない」と言われた場面が忘れがたい。2017/07/12

さゆ

31
恥ずかしながらサトクリフは初読み。根拠のない苦手意識があった。この『ほこりまみれの兄弟』はサトクリフ初期の作品ということで、これだけで決めつけてはいけないのだろうが、児童文学らしい、素晴らしい物語だった。最後の方でどうしていきなりヘリティジさんに巡り会えるのか、大人が読むとひっかかるだろうが、子どもは気にしないだろう。ああ、ヒュー、アルゴス、よかったねーと思うだけだろう。2012/01/31

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