出版社内容情報
船と航海と冒険、淡い初恋…少女の心を焦がす夢と憧れ。十六世紀、大航海時代。孤児となった少女タムシンは、ロンドンの叔父の家に引き取られる。船乗りになりたいという叶わぬ夢と、自分の居場所を失ったかなしみを心に秘めて…。ロンドンの下町を舞台に、日々のささやかな喜びと充足を糧に生きる多彩な人々を、温かい共感とユーモアを交えて描く。
内容説明
十六世紀、大航海時代のイギリス。孤児となった少女タムシンは、ロンドンのおじさんの家に引き取られる。船乗りになって大海へ出たいという叶わぬ夢と、自分の居場所を失った悲しみとを胸に秘めて…。にぎやかなロンドンの下町で、日々のささやかな喜びと充足をを糧に生きる、多彩な人々。その姿を温かな共感とユーモアを交えて綴った本書には、サトクリフその人が、色濃く映し出されている。
著者等紹介
サトクリフ,ローズマリー[サトクリフ,ローズマリー][Sutcliff,Rosemary]
1920~1992年。イギリスの作家。2歳のときスティルス氏病を発病して歩行困難に陥り、やがて車椅子生活を余儀なくされる。9歳から14歳まで学校教育を受けたのち、画家を志したが、1950年、『ロビン・フッド年代記』で作家デビュー。1954年からのローマン・ブリテン三部作『第九軍団のワシ』『銀の枝』『ともしびをかかげて』(いずれも岩波書店)で歴史小説の第一人者としての地位を確立した。『ともしびをかかげて』は1959年のカーネギー賞を受賞している
乾侑美子[イヌイユミコ]
1941年、東京生まれ。お茶の水女子大学卒業。家庭文庫を手伝ったあと、子どもの本の翻訳を始める
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感想・レビュー
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