出版社内容情報
オーストラリアの少女ナンディには、大好きな大叔母がいた。遠いギリシャのイサカ島から、時々遊びに来てくれるエレナ大叔母だ。エレナの語るギリシャの英雄や神々のお話に夢中になったナンディ……しかし、年月がたち、高齢のエレナは、もう旅行はできないと宣言する。それなら自分が会いに行こう! と決心したナンディは、高校を卒業するとギリシャへと旅立つ。たどりついてみれば、エレナは行方不明。だれも行き先を知らない。失意のナンディに話しかけたのは、なんとトビウオに姿をかりた古代ギリシャの神様?! 現実なのか夢なのかギリシャの海の魔法なのか……トビウオの声を聞くうちに、大叔母には大きな秘密があることがわかってくる。戦争の時代、独裁政権の時代、大災害の時代を自分らしく誇り高く生きたひとりの女性を描きだす物語。
【目次】
内容説明
大好きなエレナおばちゃんには大きな秘密があった…神々と英雄の国ギリシャへとナンディは、はるばる旅をする。イサカ島に住む大叔母に会うためだ。でも、おばちゃんは行方不明、そのうえ、不思議なトビウオに話しかけられて?!…
著者等紹介
モーパーゴ,マイケル[モーパーゴ,マイケル] [Morpurgo,Michael]
イギリスを代表する児童文学作家。これまでに150作以上の作品を発表している。『戦火の馬』(評論社)は舞台になり、スティーブン・スピルバーグ監督により映画化もされた
佐藤見果夢[サトウミカム]
翻訳家。『世界で一番の贈りもの』『兵士ピースフル』『戦火の馬』『アーニャは、きっと来る』などのモーパーゴ作品のほか『植物が世界をすくう!』『昆虫が世界をすくう!』(いずれも評論社)など絵本の翻訳も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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