内容説明
今から千年ほど昔、スウェーデンやノルウェーの海岸には“バイキング”とよばれる人たちが住んでいました。船で遠征しては町をおそい、人々からおそれられていました。そんな男たちにまじって、力ではなく、知恵でたたかった小さなバイキングがいました。世界じゅうで愛されるビッケの、はじめての冒険の物語。
著者等紹介
ヨンソン,ルーネル[ヨンソン,ルーネル][Jonsson,Runer]
1916年~2006年。スウェーデンのニーブロに生まれる。児童文学作家。1963年に、『小さなバイキングビッケ』を刊行、1965年のドイツ児童図書賞を受賞した
石渡利康[イシワタリトシヤス]
1936年東京に生まれる。早稲田大学大学院修了。コペンハーゲン大学、ウプサラ大学に学ぶ。日本大学国際関係学部教授を経て、現在、日本大学名誉教授。専門は国際法、北欧法。博士(国際関係)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
かもしか堂の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
29
昔アニメで見ました。鼻の横をこするビッケを覚えています。ビッケはバイキングの族長の息子。お父さんは息子に、勇敢で偉大な戦士になって欲しいと願うけれど、利口だけど弱虫なビッケ。お父さんはバイキングの遠征にビッケを連れていくことにした。 12月予定の4・6年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。マンガ『one-piece』に影響を与えたそうです。海賊繋がり! 『司書と先生がつくる学校図書館』より5年生向け。2019/08/29
シュシュ
28
私が子どもの頃に読んだのは大塚勇三さんの訳で、面白かったのを憶えている。こちらの新装版も読みやすいので、ぜひ今の子たちに読んでほしい。お父さんを始めとした荒くれものの海賊たちの中で、賢くて優しい少年ビッケが頭を使って難問を解決するのが面白い。2016/09/14
春一番
25
臆病だけど頭の回転の早い少年バイキング、ビッケが活躍するお話し。 喧嘩もするけど、肉体派の父親と互いの長所を認めあっているところがいいし。なによりビッケが頭がいいだけでなく、心が優しいところがすごくいい。敵対する人たちも相手の優れているところは素直に認めたりと根が悪い人たちでないのもいい。2025/03/03
ぼんくら
18
やっぱりビッケは面白い。ビッケの頭の良さはもちろん、お父さんのハルバルのキャラがかわいい。石はこび競争の話が一番好き。2015/05/21
toro
17
子供も大人も楽しめる、お勧めの一冊。登場人物はみんな素直で心優しくてあどけなくて。素敵な親子、素敵な家族、素敵な仲間たち。2012/06/19
-
- 電子書籍
- フルリッツ伯爵はいつもご機嫌ナナメ 3…