感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なる
6
いよいよ最終巻。関勝の官軍に東平府の双鎗将・董平と東昌府の没羽箭・張清(ここで田虎篇がほぼ確定)が加わる中で、梁山泊を出奔した呼延灼が関勝へ降伏を申し込む。真偽の判らぬままに最終決戦が始まる。原典でおそらく最も取り柄のなかった鉄扇子・宋清が宋江の弟ならではの存在感を見せる。童貫がラスボス的に登場する中、関勝、董平、張清らと水火将軍、おまけに索超までが入り乱れ、最終決戦は取りこぼしなくほぼ全員が活躍し快活な大団円。百八星が集い、続く遼国、田虎、王慶、方臘戦を期待しつつひとまず第一部完。二部以降も楽しみ。2020/05/06
-
- 洋書
- Runaway