内容説明
つぎつぎにすがたを消す花売り娘たち。ついにロージーにも魔の手が…!?ゆくえをさがす少年探偵団にささやかれた謎のことばは「ドラゴンを追え!」。春節ににぎわう中華街に暗躍する2人の大男たち。少年探偵団に危機がせまる。
著者等紹介
リード,アンソニー[リード,アンソニー][Read,Anthony]
ロンドンの名門演劇学校に学ぶ。18歳で俳優のマネージャーとなる。それ以後、広告、新聞雑誌、出版、TVプロデューサーの仕事を経た後、作家生活に入る。200を超える人気TV番組の著作権を持つ。ノンフィクション作品も手がけ、『水晶の夜事件(Kristallnacht)』では、H.H.ウインゲート賞を受賞
池央耿[イケヒロアキ]
1940年東京生まれ。1964年国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
科学の小鹿
5
途中からホントに連れ去られた少女たちは死んじゃったんじゃ...って思ってしまった(;´д`)ホームズ再登場だけどもう出なくなっちゃうんじゃないだろうか、、、。2014/05/08
颯奏
2
児童書ですが大人も読んで面白く感じられるシリーズ。当時のロンドンの様子がいきいきと描写されているのが楽しいです。2015/10/03
ぽま
1
見所は、なんといってもコヴェント・ガーデンのシーン。『マイ・フェア・レディ』とのクロスオーバーにより、花売り娘のイライザが登場する。物語中で大きな活躍をするというわけではないが、読者へのサービスとしてとても嬉しい演出。全体の主な舞台は中華街・ライムハウスだが、当時の社会因習であるアヘンも登場して、大英帝国の陰の部分も強調されている。この巻ではようやくホームズも再登場し、探偵団の力強い助けとなってくれる。やっぱり、彼が登場するのとしないのとでは、物語の締まりが違ってきますね!2012/09/21
saori
1
ロージーが、連れ去られたとき、また前回と違うパターンになったなぁ と思いました。今回も、ホームズさんが、チョビットしか出てこなっかったのでそのうち出てこなくなるんじゃないかと思っています。2011/05/05
えみっち
1
子ども向けの本ながら当時のロンドンがいきいきと書かれていて、目の前にその様子が浮かんでくるよう。コヴェント・ガーデンやチャイナタウン、運河を行き交うボート・・・。かわいらしい地図付きで、簡単な地理も把握できる。2011/01/02