評論社の児童図書館・文学の部屋<br> フラワー・ベイビー

個数:
  • ポイントキャンペーン

評論社の児童図書館・文学の部屋
フラワー・ベイビー

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月03日 01時28分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784566013582
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

小麦粉袋の赤ん坊を育てるだって! とんでもない理科の課題に、みんなブーイング。でもサイモンは、やっかいもののせわをしながら、自分を捨て家を出ていってしまった父親のことを考える…。力強く大人への一歩をふみだす少年の痛快な物語。カーネギー賞    小学校高学年~

内容説明

フラワー・ベイビー(小麦粉ぶくろの赤ちゃん)を育てるだって!三週間めんどうをみて、毎日、育児日記をつける…。こんな、とんでもない「理科」のプロジェクトを押しつけられた落ちこぼれの「四‐C」クラスは、ブーイングの嵐。けれど、サイモンはちがった。サイモンは、フラワー・ベイビーの世話をしながら、父親のことを考える。自分が生まれてたったの六週間で家を出ていってしまった父親のことを。カーネギー賞受賞作。

著者等紹介

ファイン,アン[ファイン,アン][Fine,Anne]
1947年、イギリスのレスターシャー生まれ。ウォーリック大学卒業。中学校教師や刑務所教師などを経て、1978年に作家デビュー。現代イギリスを代表する児童文学作家として、高い評価を得ている。主な邦訳作品に、『ぎょろ目のジェラルド』(カーネギー賞・ガーディアン賞受賞/講談社)など。『フラワー・ベイビー』で、2度目のカーネギー賞を受賞している

墨川博子[スミカワヒロコ]
東京生まれ。お茶の水女子大学大学院、ワシントン大学大学院修了。専攻は哲学、教育思想史、比較思想史。専門学校、短大などで教職についたのち、現在はテキサス州ヒューストンで小論文の指導に携わる。一子を得てから子ども向けの本に関心を持ち、『フラワー・ベイビー』が初の児童文学の訳書となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナーキー靴下

55
(まず、フラワーって花じゃなくて小麦粉のことなのか、の驚きから始まる)落ちこぼれクラスの男の子達に出された課題は赤ちゃんに見立てた3キロの小麦粉の袋を3週間お世話するというもの。親の立場を味わい育児の大変さを学ぶ、という教師の狙いが目論見通り達成される裏で、いやむしろこちらが本作の主眼だが、父親に捨てられたサイモンにとって、この体験が特別な意味を持つものになる。おかしいのに悲しく、ちょっぴり暴力的だがこの上なく優しく、笑いと同時に涙が、不安と共に安堵が押し寄せるような、とても複雑な、温もりある余韻が残る。2024/08/23

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

19
4Cの生徒たちは悪ガキばかり。彼らに与えられた理科のプロジェクトは、フラワー・ベイビーを3週間育ててくるもの。フラワー・ベイビーとは、小麦粉ぶくろの赤ちゃん、つまり疑似育児を体験するもの。この育てる決まりには規定があって、きっちり守らなくてはならない。主人公サイモンの子育て(小麦粉育て?)がリアルだし、プロジェクトの報告がまるで育児日記のようで泣いてしまいました。自分の子育て(乳児期)を思い出しましたね。児童書ですが大人にもぜひ読んでほしい1冊です。2020/10/26

かもめ通信

19
書店横断フェア“はじめての海外文学 vol.3”の選書リストに、見知らぬ本を見つけたので読んでみたのだが、これがもうすごく良かった!ジャンルとしては児童文学なのだろうが、誰かの子どもであるあなたにはもちろん、誰かを育てたことのあるあなた、これから親になるかもしれないあなたや、子育てとは無縁だけれどどこかの赤ん坊の声がうるさいと苛ついたことのあるあなたにもお薦め?!2017/11/11

タカラ~ム

16
落ちこぼれの悪ガキが集められたクラスに与えられたサイエンス・フェアのテーマは3キロの小麦粉を赤ん坊に見立てた3週間の育児体験。〈フラワー・ベイビー〉と名付けられた赤ん坊に生徒たちは悪戦苦闘する。イライラしてフラワー・ベイビーにあたってしまったり、ベイビーを預かる商売をはじめる生徒もあらわれたりする。悪ガキたちが3週間後にどう変わるのか、それとも何も変わらないのか。児童書ではあるけれど、大人にこそ読んで欲しい作品だと思った。2018/01/20

マッピー

13
『フラワー・ベイビー』というタイトルを見て、花のように愛らしい赤ちゃんの話かと思ったら、違った。フラワーはフラワーでも、小麦粉の方だった。3キロの小麦粉の袋を赤ちゃんに見立てて、3週間面倒を見なければならない。3キロの袋を抱えて毎日通学するのも大変。それを乗り越えて、親が自分たちを育ててくれた苦労を思い感謝する…なんて話には全然ならなくて、子どもなんて金輪際ほしくないと思う子どもたち。そんな中、サイモンは考え続けた。生後6週間の自分と母を捨てて家を出ていった父親のことを。甘々じゃないのよ、子育ては。2019/06/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/378204
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品