出版社内容情報
嵐の夜、不気味な屋敷で一夜をすごすことになった、5人の仲間。彼らは一人一人、家族の問題を話しだす。共通するのは両親の離婚。でも不幸の形はさまざまだ…。悩みあがきながらも、現実をしっかり見つめ、熱くクールに成長する5人のストーリー。 小学校高学年~
内容説明
嵐の夜、不気味な屋敷で一夜をすごすことになった、5人のなかま。彼らは一人一人、家族の問題を話しだす。共通するのは、両親の離婚。でも、不幸の形はさまざまだ…。まま母、まま父、新しい兄弟姉妹、ウジャウジャ。悩みあがきながらも、現実をしっかり見つめ、熱くクールに成長する5人のストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
51
階段は誰にでも平等に用意されている。ただ彼らは大きな足場が突然なくなり、猶予なしに上るしかなかった。「リレーのバトンみたいに、つらい思いを次の人にまわすのはよくないよ」言葉で聞いたら誰だってその通りだと思うだろうけれど、それがいかに難しいか。悲しみの数だけ優しくなれる、なんて人生はそんな簡単にはいかない。悲しみに暮れるだけでは何も変わらず、乗り越えなくてはいけない時がある。書けば書くほど当たり前のことだけど、子供達が葛藤の末に自らその強さに辿り着いたということが、本当に素晴らしくて、眩しいばかりだ。2024/08/20
緑
7
懐かしの児童書に再会、再読。親の離婚歴をもつ5人の子どもたちが語る、それぞれの家族の物語。昔も今も、コリンの物語は読むたびに泣いてしまう。ぜひ大人にも読んでもらいたい一冊。2016/03/12
timeturner
3
うまいシチュエーションを考えついたものだなあ。映画「ブレックファスト・クラブ」を思い出した。「リレーのバトンみたいにつらい思いを次の人にまわすのはよくない」という言葉がこれを読んだ子供たちの心に届くといいな。2018/01/20
黒澤陣
0
みんな(5人)は似た者同士の人だった。内容もとても良かったし、面白かった。2018/01/28